人間誰しもウィークポイントがありますが、私にとっては「お酒」でしょうか。
私は、まったく酒が飲めません。
「まったく」です。
「ちょっとなら平気だろ?」
よくそう聞かれるのですが、「ちょっと」もダメです。
以前、お客さんとゴルフに行ったとき、午前のハーフを38で回ったことがありました。
お祝いだから少しだけと、昼食時に瓶のキャップに半分くらい、日本酒を飲みました。
言ってみれば、文鳥が水を飲んだ程度でしょうか。
しかして、午後のスコアは、58。
すんでの所で、100叩きになるところでした。
下戸の原因は明白です。
父型の家系が、バリバリの下戸遺伝子を持っているのです。
当然、私の父も下戸。
祖父も下戸。
私の披露宴で、父方の親族の乾杯用シャンパングラスは、そのほとんどが飲まれることなく、注がれたままの状態で残っていました。
下戸であることで、得をした覚えはほとんどありません。
中でも最も面倒だったのは、大学時分の合コンです。
宴もたけなわの頃、決まって仲間の下宿へ車を取りに行くのです。
酔いつぶれたメンバーを、自宅へ送り届けるためです。
唯一のシラフ・私にしかできない、毎度の任務です。
しかも、自宅へ送り届ける女性に何かちょっかいでも出したら、後が大変です。
「ゴメン、酔ってて覚えていない・・・・」という言い訳は、ゼッタイに通用しませんから。
アルコールが飲めるようになりたい!という夢は、20代前半の頃に諦めました。
努力しても、こればっかりはダメだと・・・・。
ただ、著名人にもお酒を飲まない(飲めない)方が、結構いるようです。
大御所では、北島三郎さん。
若い衆を集め、先頭になって飲んでいるようなイメージがありますが、違うんですね。
的場浩司さんと、漫才のサンドイッチマンのおふたりも飲まないそうです。
ちょっと強面な方だと、ギャップに笑えますね。
その顔で飲めないのか?と私も若い頃しばしば言われましたが、そもそも「飲めそうな顔」の概念がわかりませんし、面構えとアルコール摂取量に相関関係がある訳ないですよね。
舘ひろしさんも意外です。
ブランデーグラスが似合う風貌と相反して、実は下戸なのだそうです。
泉谷しげるさんにいたっては、下戸だとはどうしても信じ難いです。
破天荒なキャラクターイメージとは、かけ離れていますね。
水谷豊さんも飲まないようです。
「下戸でもある」と、wikipediaで人物紹介されています。
B’zの稲葉浩志さんは酒は飲まない、タバコも吸わないとのこと。
学部は違いますが、彼は私の大学の後輩ですからね、親近感が湧きます。
羽化登仙。
羽が生えて天に昇っていくように、酒に酔って良い気持ちになること。
一生に一度でいいからこんな気分を味わってみたい・・・・、と切に思います。