月別アーカイブ: 2017年4月

106 耳聡目明

耳聡目明。
目と耳の感覚のどちらもすぐれていることです。
若い頃は、そんな自負がありました。

ところが、40歳を目前にして、まず、近くが見えなくなってきました。
現在は、老眼鏡がないと仕事になりませんし、食事も摂りにくいほど進んでしまいました。

そうこうしているうち、遠くも見づらくなってきました。
ついには、近く用と遠く用、両方のメガネを持つようになりました。

また、30歳代後半頃から、健康診断で左耳の聴力異常を指摘されていました。
とはいえ、自覚症状が全くないため、ずっと放置していました。

しかし、5年ほど前、左耳に違和感を覚え、耳鼻科を受診したところ、難聴と診断されました。
それでも意に介さず、聞き流していたある日、テレビを見ながら良好な耳をふさいでみたら、テレビの音量が半分ほどになってしまいました。

流石にこれはショックでした。

その後、経過観察を続けていましたが、最近、会話の中で「えっ?」と聞き直すことが増えたように思い、改めて検査したところ、補聴器を試してみてはどうか、と医師から勧められました。

「私の聴力は、補聴器を使用するほどのレベルなのでしょうか?」と尋ねると、
「そうですね」と医師にあっさり答えられ、これまたショックを受けました。
「将来のために、一度体験しておけば?」程度の話かと思ったら、そうではありませんでした。

そして、今・・・・、
私の左耳には補聴器が装着されています。
医師の紹介状と検査検査を持参して専門店へ出向き、2週間の約束でレンタルしてきたのです。

難聴の診断が下って以来、補聴器の存在は、どこかで意識していました。
いつか使用する時が来るのだろうと・・。
しかし、こんなにも早く、その時が来るとは思いませんでした。

補聴器を借りた後、スターバックスでお茶して、小一時間散歩をし、電車で帰路に着きました。

スターバックスの店員さんが椅子をズリズリっと動かす音、なんかうるさいなあ・・。
電車のホーム、ちょっと賑やかに感じるなあ・・。
装着感はほとんど感じないなあ・・。

そんなことを感じながら家に戻り、トイレに入りました。
すると、用を足す音の大きさに、ひどく驚きました。
また、水が流れる音も、とても新鮮でした。

明日、出社すると、ほかにも新たな発見があるのでしょう。
オンデマンド機の音に、驚いたりするのかなあ・・。

105 雨過天晴

♪探しものは何ですか?
見つけにくいものですか?カバンの中も机の中も
探したけれどみつからないのに♫

昭和48年にリリースされた、井上陽水さんの「夢の中へ」の歌詞です。
子供心に、独創的でユニークな歌詞だなあと思っていました。

ところで、先日、御朱印帳が1冊、見当たらないことに気付きました。
普段保管している場所は、押し入れというかクローゼットのカラーボックスの一番上。
白い紙を敷いたその上に置いています。
ところが、1冊、どうしても見当たりません。

その1冊は、諏訪大社で購入したお気に入りの黒い御朱印帳です。
その後、二荒山神社や上賀茂神社、下鴨神社などで御朱印をいただき、最後に頂戴したのは、3月20日、静岡県の三嶋大社でした。

忘失に気付いた当初は、そのうちどこかから見つかるだろうと高をくくっていました。
さしずめ「探しものは何ですかぁ〜〜」と鼻歌まじりで探していた感じです。

しかし、何の手がかりもなく一週間が経過し、徐々に焦ってまいりました。

「御朱印帳をなくすなんて、神様に失礼だよね〜。」
「三島からの帰り、新幹線の車内に置いてきちゃったんじゃない?」

凹んでいるところに家族から非難の声を浴び、踏んだり蹴ったりでした。
しかし、片付けに関してはカミさんの方が何倍も上手ですから、反撃の余地はありません。
大切な御朱印帳を新幹線に忘れてくるほどアホじゃないわい!と言いたいところでしたが・・・・。

そこで、昨日夜、クローゼットの大捜索を敢行しました。
手前にある荷物を全て取り出し、定位置をつぶさに眺めてみました。

すると、御朱印帳を置いてあった場所の後方に、3cmほどの隙間を発見しました。
一縷の望みをかけて裏側を覗くと、暗闇の中に、何か物体が見えるではありませんか!

こうして、無事に探し出すことができました。
モヤモヤが一気に失せ、正に晴れ晴れしい気持ちとなりました。

よし、気分も新たに神社巡りだ!と張り切っていたのも束の間、絶好の神社日和の日曜日は、家族サービスであっという間に過ぎていったのでした。

104 蚤寝晏起

ゴルフの祭典・マスターズが、日本時間の今朝、終了しました。
優勝したのは、スペインのセルヒオ・ガルシア選手。
イングランドのジャスティン・ローズ選手との死闘は、見応え満点でした。

マスターズが行われているのは、アメリカのジョージア州です。
時差の関係で、日本でテレビ中継が始まるのは、早朝4:30とか5:00。
しかし、朝型人間の私にとって、この時間にテレビを観ることは、全く苦ではありません。
土曜日は、4:30の放送開始前に目が覚めてしまったくらいです。

普段の私の生活リズムは、10時半就寝、5時起床。
平日も週末も、ほぼ一緒です。
飲み会などで、稀に就寝が12時を過ぎることがあっても、起床時間は変わりません。

日曜夜には、家族の批判にさらされながら9時消灯、なんてシーンも珍しくありません。
目が覚めて時計が11:50だったりすると、「まだ今日じゃん」とガッカリすることも。

正に、年寄りの典型ですね。

朝型ゆえに困ることといえば、LINEです。
夜10時以降に始まるグループ会話には、決まって参加できません。

そんな私も、若い頃は完全な夜型人間でした。

高校3年のとき、受験勉強は専ら深夜でした。
どうしても、日中は勉強に身が入らなかったのです。

具体的には・・、
学校から帰ると、速攻で寝ます。
2〜3時間寝ると、両親が仕事から帰ってきます。
夕食、風呂、そして、22時過ぎにようやく勉強を開始し、終了はだいたい3時ごろ。
ただ、母の作ってくれた夜食を食べる時間を差し引くと、勉強時間の程度は知れています。

蚤寝晏起(そうしんあんき)の「蚤」は早い時間、「晏」は遅い時間を意味します。
要するに、早い時間に寝て、遅い時間に起きるという赤子や子供のさまを示しています。

今の私に欠如しているのは「晏起」。
気づいたら8時だった、なんて週末の朝をもう一度経験してみたい、と願うばかりです。