187 有頂天外

今日はとても嬉しいことが2つありました。

1つは、松山英樹選手がマスターズを制したこと。
日本人初、アジア人初の快挙です。

優勝を決めた直後、テレビ解説の中嶋常幸プロと宮里優作プロ、そして実況していたTBSのアナウンサーが号泣していて、思わず私ももらい泣きしてしまいました。

松山選手のプレイが圧巻だっただけでなく、キャディを務めた早藤さんの行動にもスポットライトが当たっています。

それは、松山選手がウイニングパットを決めたあとのこと。

早藤キャディが、18番のピンをカップに戻した直後、帽子を取ってコースへ向けて軽く一礼したのです。

この姿を、アメリカのスポーツ専門チャンネルESPNなどがツイッターで紹介すると、たちまち世界へ拡散され、多くのリプライがありました。
「日本人はとても威厳があり、敬意を表する人々だ」など早藤キャディを称賛するものが大半でしたが、中には、批判的なツイートも見受けられました。

今、アメリカ国内ではアジア人へのヘイトクライムが急増し、社会問題になっています。
このタイミングで、日本人がマスターズチャンピオンになったことは、とても意義深いのではないでしょうか。

礼に始まり礼に終わる精神や、サッカーW杯の試合後にサポーターが席の周囲を掃除する礼儀正しさなど、私も日本人としてのスピリットを、改めて心に刻みたいと思いました。

そして、もう1つ。

普段から仕事をたくさん発注してくださるお客さんが、私の還暦祝いとして、紅白饅頭を態々お届けに来てくださいました。

箱を開けてみると、まん丸で大きな紅白のお饅頭が箱に収められていて、おめでたい感がいっぱいに溢れていました。

あんこ大好きな私としては、一度目にしてしまったお饅頭をそのまま箱に戻すことはできず、午前11時過ぎというのに、早速いただくことにしました。

ぎっしり詰まったあんこは控えめな甘さで、
「こういう時は、やっぱ和菓子だよなあ・・」
と幸福感もしみじみ味わいながら、白い方を1個ぺろりと平らげました。。

ずっしりと重たいお饅頭を電車で届けていただいた高橋さん、本当にありがとうございました。

私個人へのお祝いとして、仕事上のお客さんからいただき物をするのは、嬉しいというか光栄というか、本当に幸せなことです。

4月になって、仕事がやや落ち着いてしまいましたが、コロナに負けず、業務に邁進したいと思っています。

186 雲集霧散

プロ野球のオープン戦は昨日で全日程を終了し、今週金曜日、セ・パ同時に公式戦の開幕を迎えます。
野球好きの私にとっては、心踊るシーズンの到来です。

両親の影響もあり、子供の頃からジャイアンツのファンでした。
最初にファンになったのは、背番号23番、槌田選手。
V9戦士と呼ばれる名選手が数多くいるなか、正捕手の森昌彦に隠れた槌田選手のどこに惹かれたのか定かな記憶はありませんが、私の中でジャイアンツのキャッチャーといえば槌田選手でした。

子供の頃、実家では読売新聞と報知新聞を定期購読していました。
ジャイアンツの記事が大きく取り上げられる報知新聞は、私の大きな楽しみでした。
朧気ですが、自分の名前の次に書いた漢字は「報知新聞」だっと記憶しています。

通っていた小中学校はグラウンドが狭く、野球部がありませんでしたが、週末は、野球好きの友達と近所の公園や河川敷などでよく遊びました。

そして、社会人になって間もなくのこと、草野球チームを結成しました。

チーム結成の由来を説明するのは若干難儀ですが、ざっくり言うと、某高校の野球部仲間だった「ワビ」と「キヨちゃん」が高校卒業後偶然再会した際に、各々の友人を誘い合って野球をやろうと計画したことに端を発します。
私は「ワビ」の中学の同級生で、河川敷で一緒に野球に興じた仲間。
しかも、当時の私のポジションは、草野球では不人気なキャッチャーでしたので、お声が掛かったのだと思います。

チーム名は「インパルス」。
謂れは、山口百恵さん主演のドラマです。

ユニフォームは赤を基調にすることが何故か先に決まっていて、チーム名はその後に検討されました。
某ファミレスで行われた協議の席で、ドラマ「赤いシリーズ」から命名してはどうかと、私が提案しました。

真っ先に上がったのは「赤い疑惑」。
「ダウト」じゃチーム名にならないっしょ、と批判され、じゃあ「赤い衝撃はどう」と私が言うと、仲間が「衝撃って英語でなんつうの?」

「インパルスだよ」

と答える私に皆が賛同し、「インパルス」と命名されたのです。

今にして思うと、衝撃は「impact 」で、「impulse」は衝動じゃないかと・・。
しかも、 なにゆえ複数形ではないのか?
でも「インパルスィス」じゃ舌噛んじゃうか・・。
その前に、疑惑は「doubt」で終わっちゃったけど、「Suspicion」は誰の脳裏もかすめなかったのか・・。
問題点が数多浮かび上がります。

当時、スマホがあれば、赤い迷路、赤い激流、赤い激突など、多くの候補から選ぶこともできたでしょう。
赤い運命の「デスティニーズ」なんて、格好良かったのに・・と思います。
テーマソングはユーミンのDestiny。

チーム名の由来に粗忽さは拭えませんが、我がインパルスは、足立区軟式野球連盟で一時代を築いたのも事実です。

冒頭で説明した通り、構成メンバーは、結成当初から「友達の友達の寄せ集まり」でした。

その輪は、年を追うごとに広がりました。
私は監督という立場でもあったので、チーム内を最も把握していたのですが、その私ですら、どんな経緯で仲間になったのか掴みきれないメンバーもいました。

あちこちから集まった仲間でしたから、バラエティ豊かな面々でした。

野球はお世辞にも上手ではないのにスコアブックを書かせるとピカイチだったYO君。
ライバルチームにいたのに、いつの間にか我がチームに入ったKK君。
腿を高く上げてベースランニングする元陸上部のHI君。
超でっかいホームランを4年に1度打つYI君。

41歳で孫が生まれたなんて奴もいましたが、すっかり名前は忘れてしまいました・・。

そして、我がチームで不動の4番に君臨していたのは、先に登場した「キヨちゃん」。
そのキヨちゃんについては、改めて紹介したいと思います。

185 禍福倚伏

私の通勤手段は車です。
所要時間はおよそ30分ほどです。

行きの車中では、「飯田浩司のOK! Cozy up!」というラジオ番組をよく聴きます。
私が自宅を出る6時ちょうどに始まるので、タイミングがいいのです。

パーソナリティの飯田浩司さんはニッポン放送のアナウンサーですが、なんと、私の大学(横浜国大)の後輩にあたります。
しかも、同じ経営学部。
年齢は私の20コ下。

どんなお顔なのかと興味が湧き、ニッポン放送のサイトで拝顔いたしました。
ちょっと年齢より老けているかなと、感じました・・(失礼)。

この飯田アナは経済に造詣が深く、ズバズバ意見を述べる歯切れの良いアナウンサーです。

22日月曜日の朝もいつものようにラジオを聴いていると、今週は飯田アナウンサーが休暇とのこと。
内田雄基さんという新人アナウンサーが、ピンチヒッターを務めていました。

そして驚くことに、この内田アナも横浜国大の卒業生だというのです。
「学生時代、飯田先輩と同じ居酒屋に通っていたことが分かり、コロナが落ち着いたら一緒に飲みに行く約束をしたんです!」なんて地元ネタをラジオで披露していました。

相鉄線・和田町駅か、あるいは横浜駅周辺か・・。
私の時代にはなかった地下鉄だってあるか・・。

因みに内田アナ、年齢は私の36コ下です。
36歳差って、私が54歳の時に大学に入学したってことですね。
なんだか先輩後輩という域を超えているような感じがします・・。

うちの大学出身のアナウンサーを調べてみると、NHKをはじめ、中京テレビ、朝日放送、新潟放送、岩手放送、テレビ熊本など、そこそこいますね。

女性では阿部哲子や高樹千佳子さんが有名ですが、王様のブランチに出演しているTBSアナウンサーの山本匠晃さんもうちのOB。

それから、テレビ朝日の報道ステーションを担当していて、昨年新型コロナに罹患してちょっと騒ぎになった富川悠太アナもそう。

ひょっとするとアナウンサー率が高いのでは?と思い、調べてみると、アナウンサー出身大学ランキングというサイトがありました。
https://university-rank.com/ranking_announcer.htm

これによると、横浜国立大学は第27位でした。
小さな大学ですから、わりと上位だと言えるかも知れません。

さて、今、受験シーズン真っ只中です。
我が母校は、昨年夏頃、早々に2次試験を行わない旨、発表しました。
即ち、昨年までセンター試験と呼ばれていた「大学入学共通テスト」だけで合否を判定するのです(一部学部を除く)。
数千人という受験生に、安全な受験環境を提供することが困難であるとの苦渋の決断です。
https://www.ynu.ac.jp/exam/faculty/release/pdf/message.pdf

すると、今月中旬頃、志願者が激減しているというニュースが流れました。
https://www.asahi.com/edua/article/14180436

その背景として、共通テストだけで判定するため二次試験での逆転ができず、合格ラインが読めないので、出願しづらかったのではないかと指摘されています。

私が受験した当時、当時の共通一次試験で780点ほどが、経営学部の合格目標ラインだったと記憶しています。
ところが、私は自己採点で732点ほどしか点数が取れませんでした。
志望校変更も考えましたが、二次試験で逆転してやる!と意気込んで、予定通り願書を提出しました。

なるほど・・。
私が今年の受験生だったら、逆転のチャンスはないわけです。
当然、志望校を変えなければなりません・・。

なにはさておき、今年の受験生には、心からエールを送りたいと思います。
コロナのために、進路を変更せざるを得なかった若者が、どれだけいることでしょう。

1980年。
1月12〜13日、共通一次試験実施。
3月4日、二次試験実施。
3月14日、合格発表で不合格。
3月24日、大学から繰り上げ入学の電話。

40年以上前の出来事になりますが、今も24日の電話での会話は、耳の奥に残っています。

184 一意奮闘

2月1日。
東京では今年も多くの私立中学校で入学試験が行われました。

私のセガレも5年前に経験しました。
もう5年も経ったのか、というのが正直な感想です。

セガレの学校では、入試の手伝いをするのは高校2年生という決まりがあるそうで、自ら申し出たそうです。

受験前々日、机と机の間にアクリル板を設置するなど、主に教室の準備を手伝いました。
そして、受験当日は、例年ならば教室から答案用紙を回収する役割なのですが、接触を減らすため、今年は裏方の仕事に徹したとのこと。
コロナ対策に、ずいぶんエネルギーを消費したことと思います。

一方の受験生も、ここに至るまで、数えきれない苦労があったと察します。
間違いなく、対面授業は減ったでしょう。
模擬試験は通常通り行われたのでしょうか・・。
仲間と切磋琢磨する機会が、例年よりも奪われたのでは、と心配です。

セガレの学校の合格発表は、試験翌日の2月2日。
即ち、即日採点をする訳です。

毎年、先生方は夜遅くまで採点作業に追われ、終電で帰ることになるのだそうです。
しかし、今は終電時間が若干早まっているご時世ですから、例年以上に早く作業をしなければなりません。

新型コロナにより、入試を受ける側にも迎える側にも、火の粉が及んでいます。
なんか無性に悔しく思います。

因みに、受験生が最後の科目「理科」の試験を受けているとき、入試の手伝いをした学生に、学校からお弁当が支給されたそうです。
うな重が出るらしいぞ、との噂を聞いていたそうですが、今年も出ました「うな重」。
学生に配られるのだからダイエットしたうなぎだろう、と思いきや、めっちゃ美味かった!と申しておりました。
セガレたちがどれほどの役に立ったのかは疑問ですが、学校側の配慮に感謝ですね。

さて、それでは最後に、本日の入試問題から、算数の問題をひとつご紹介します。

2021、6564のように、連続する2つの2けたの整数を並べてできた4けたの整数を考えます。

⑴このような整数は何個ありますか。

⑵このような整数すべての平均を求めなさい。

⑶このような4けたの整数のうち、47の倍数をすべて求めなさい。

紙と鉛筆を持ち出して真剣に考え、⑴と⑵は解けました。

そして、⑶は、「今年は2021年だから、大抵こういう数字が答えになるもんだ」と高を括って2021を47で割ってみると・・、

やっぱりね、割り切れました(ドヤ顏)。

設問の冒頭に表示しちゃったりして、なんてことないなと思いつつ、先に進みます。
えーと、最初の2つの数字があとの数字より小さい場合、例えば2021なんかは「100a+a+1」と置き換えられるから、即ち、これが47の倍数になればいいわけで、ん??ありゃりゃ・・・・。

結局ほかの値は、分かりませんでした・・。
すべて求めよ、ですから解がひとつであるはずがありません。

正しくは、2021を含めて、全部で4つあるのだそうです。

小学6年生が挑む問題、なかなか侮れませんね・・。

183 局面打開

明けましておめでとうございます。
本年もよろしくお願い申し上げます。

上記は、弊社近くの深川資料館通り商店街、善徳寺北側に出現する正月飾りです。
毎年楽しみにしているのですが、実は、昨年は設置されませんでした・・。
コロナ禍の今年も見られないだろうなと諦めていたので、非常に嬉しく思っています。

今年の干支をはじめ、富士山や松竹梅、東京タワーやスカイツリーが描かれた、まさに正月気分が高揚する絵柄です。
こういう日本らしさは、今後もぜひ継承して欲しいと思います。

厳しい社会情勢のなか、お正月を豊かな気持ちにしてくださった方々に、深く感謝いたしたいと思います。

さて、去る7日、2度目の緊急事態宣言が関東の一都三県に発出されました。
まだ、松の内だというのに、物騒なことになってしまいました。

その影響もあって、成人式が各地で中止になっているようです。
節目の儀式が開催されないのは、残念で悲しいことです。

私の成人式は、39年前。
文京区の式典は、茗荷谷の拓殖大学で開催されました。
小中学校時代の友人と久しぶりに再開し、楽しかった思い出が残っています。
着慣れないスーツの胸に薔薇の花を差して、写真を撮ったりしました。

また、ホテルの写真室で記念撮影をしてこい、と父に言われ、親友を誘いました。
1人ずつ撮影したあと、何故か2人で一緒に撮る運びとなり、20歳の男のツーショットを撮りました。
椅子に座った私の肩に親友が手をのせた1枚は、両家の家族からどうしてこのポーズかね、と冷やかされました。
もちろん、カメラマンの要求に従っただけですが・・。

成人式以外にも、卒業式や入学式など、様々な行事が中止に追いやられています。
若き日の記念すべき1ページが白紙になってしまうのは、なんともやるせない思いがします。

我が家のセガレも、昨年予定していた修学旅行が来月下旬に延期になっています。
果たして実施できるのか、現時点では非常に危うい状況です。
また、昨年中止になった体育祭についても、今年の開催はまだ不透明です。

来週は、大学入学共通テスト(旧センター試験)が行われます。
今月後半からは、中学受験も始まります。
不自由を強いられた今年の受験生に幸あれと祈ります。

誰もが、1日も早いコロナの収束を祈っています。
政治批判をするのは簡単ですが、今、出来ることを精一杯頑張る、これに尽きるかと思います。

182 道険笑歩

2020年のプロ野球は、新型コロナウィルスの影響で、変則的な開催を強いられました。
そんな中、私が応援する読売ジャイアンツは、リーグ連覇を果たしました。

8月下旬、広島戦で今季初の同一カード3連敗を喫しましたが、原辰徳監督はミーティングである言葉をナインに贈ったそうです。

道険笑歩。

道険しくとも笑って歩こう、という意味。

実はこの言葉、ボクシング元スーパー・フライ級チャンピオンの徳山昌守選手が作った言葉です。
以下は、紀伊國屋書店のサイトに掲載されている、徳山氏の著書「道険笑歩ー道険しくとも笑って歩こう」の著書紹介です。
出典:https://www.kinokuniya.co.jp/f/dsg-01-9784072344200

道険笑歩ー道険しくとも笑って歩こう

・徳山昌守【著】
・主婦の友社(2002/09発売)

著者等紹介
徳山昌守[とくやままさもり]
本名・洪昌守。1974年9月17日生まれ。在日朝鮮人3世のプロボクサー。現WBC世界スーパー・フライ級チャンピオン。4度の防衛に成功。足を使ったフットワークと左右のストレートが持ち味の右ボクサーファイター。在日朝鮮人を公言したはじめてのボクサーとして注目を集める。「2001年ボクシング年間表彰選手」の最優秀選手賞、「2001毎日スポーツ人賞」感動賞など受賞

出版社内容情報
自作の詩を盛り込んだ、書き下ろし自叙伝。世界チャンピオンいう重圧、在日朝鮮人として生きることを一身に受け入れた壮絶なドラマである。

「在日やからエライんか? チャンピオンやからスゴイんか?」―。自ら在日朝鮮人であることを公言したボクサーが背負った、あまりにも大きい重圧と反発。本書は徳山昌守の生きざまをたどる、壮絶なドラマである。数々の苦難を乗り越えて、ついにボクシングの世界で頂点に立った男。しかし、王者である限り、彼に安住の地はない。常に、終わりなきトーナメントを続けてゆくのだ。家族の支えと偉大な父への反骨精神、在日であることへの誇りと戸惑い。そんな心の葛藤を鮮やかに描き出した自作の詩50篇を掲載。タイトルにもなっている「道険笑歩」は彼の作った四字熟語。どんなに道が険しくても笑って歩こう―。チャンピオンとして、また「在日の星」として生きていくことを貫こうとする徳山昌守流哲学を象徴する言葉だ。夢を追いかける人、夢を失ってしまった人すべてに送る、渾身のメッセージ。

諦めない姿勢。
最善の準備。
そんなプロとしての厳しさ、過密日程を乗り切るタフさが要求される中でも、笑える余裕をどこかに併せ持とうと、監督は選手に伝えたかったのでしょう。
その言葉の通り、ナインは日々、円陣で笑い合い、喜びを分かち合い、優勝を勝ち取りました。

今年は、小さなウイルスに翻弄された激動の1年でした。
弊社も、オペレーターはテレワークにし、他の社員は時短勤務としました。
売上が落ちるなかで、雇用と給与を維持することに腐心しました。

東日本大震災以上の惨禍は、自分が生きているうちには起こらないと思っていました。
しかし、新元号「令和」の門出を祝ったその翌年、歴史的困難に陥るとは想像の余地もありませんでした。

そんな険しい年であるからこそ、笑うことが重要なのかも知れません。
免疫力を上げ、記憶力や判断力が活性化し、プラス思考を高めてくれるなど、笑いの効果は、様々指摘されています。

ある免疫学の医師は、ストレスを克服する最も簡単な方法は「笑うことだ」と述べています。
また、あるメンタルヘルスの専門家は、「ユーモアを大切にする」「意識的に笑う」といったポジティブな態度がコロナ禍でのメンタル維持に有効だと言い、ある産業医は、声を出して笑うことで、自分の中に溜っているものが解放され、少し楽になる感覚があると述べています。

笑う門には福来たる。

相手に笑顔をもたらすユーモアのある言葉は、業務が円滑に遂行するためのスパイスだと思います。
明日の仕事納めを前に、2021年はこんなキーワードも念頭に置いてみようか、などと考えています。

181 鳶目兎耳

若い頃、視力には絶対の自信がありました。

車を運転していると、同乗者が驚くほど遠くの標識が識別できました。
また、大学時代は試験中に周囲の答案を拝覧し、単位取得にずいぶんと役立ちました。
視力検査で1.5以外を計測した記憶はありません。

一方、聴力にも長けていたと思います。
目を瞑って集中した時は、人並み以上の知覚能力があったと自負しています。

ところが、30代後半で老眼の症状が現れ、今は食事の際も老眼鏡が手放せません。

そして、数年前から、補聴器も使用するようになりました。
補聴器無しでは生活できない、というレベルではありませんが、左耳が軽度の難聴です。

補聴器は大きく分けて「耳かけ式」と「耳あな式」がありますが、私は耳かけ式を使用しています。
下は、私が使用している補聴器のメーカー・Widex社の公式サイトに掲載されているイラストです。

出典:https://www.widexjp.co.jp/ha_choice/about/features.html

①のマイクで音を拾い、ベージュ色で表示された本体部分にアンプの機能が内蔵されていて、⑤のレシーバーから音が出る仕組みです。

私の補聴器の本体部分の長さはおよそ2.5cmですから、小豆大のサイズといったところでしょうか。
非常にコンパクトなサイズです。

小さいだけではなく、色も10種類以上ラインナップがあります。
赤やグリーンといった女性を意識した色もあり、肌に同化したベージュ一辺倒だったひと昔前とは全くの別物、と言えるかと思います。
因みに、私の補聴器はグレイです。

装着方法は、本体部分を耳の後ろにセットし、釣り糸のような細いチューブで繋がったレシーバーは耳の穴に入れます。
本体は耳の裏側ですから、顔の正前からは見えませんし、髪が長い人なら完全に隠れてしまいます。
私も本体が隠れるように髪を少し伸ばしたこともありますが、某オフィスの庶務課長さんから「変な髪型してるね、鏡見た?」とイジられて以来、要らぬ抵抗は止めました。

ところで、今年は私のような耳かけ式補聴器のユーザーは、すこぶる困った事態に陥っています。
マスクを外す際に、補聴器が耳から外れてしまうため、私は8ヶ月以上補聴器が使用できずにいます。
慎重にマスクを外せば済むことですが、補聴器は使用感がさほどないので、外すたびに補聴器に注意を向けるのは現実的ではありません。
ましてや補聴器は高価なので、落下したら一大事です。

耳あな式補聴器ならば、マスクとの相性も悪くないと思います。
しかし、マスクのゴムを耳に掛ける以上、耳かけ式補聴器は大問題です。

これまでは、マスクが必要になるインフルエンザの時期だけ補聴器なしで生活していましたが、常時マスクが手放せない時代になり、非常に困っています。

そこで、補聴器の代役として、「オリーブ スマートイヤー」という集音器とも言えぬ商品を購入してみました。
耳の穴にスポッと入れて使用し、スマホで様々な設定ができる先端的な製品です。
https://www.olive.store

正直言って、難聴の補助役としては、補聴器の方に軍配が上がります。
補聴器は個々の症状に合わせた設定をしますので既製品の範疇ではありませんし、管理医療機器です。
そもそも価格にかなりの差があります。

ただ、オリーブスマートイヤーは、Bluetoothでスマホと繋ぐので、ワイヤレスで通話ができたり、音楽を再生できたりする点は非常に便利です。

色は白と黒があって(私は白を購入しました)、若者のワイヤレスイヤホンと見まがうような今ドキの形状をしています。

先週末、オリーブを装着して会社へ向かおうとする私を見て、カミさんがクスクス笑っています。
「R-1のキャップを耳にはめているのかと思った(笑)」。

ファッショナブルな中年を目指しましたが、遥けき夢だったようです。

出典:https://www.meiji.co.jp/dairies/yogurt/meiji-r1/product/

180 無病息災

私の義母は満80歳になります。
若い頃から、風邪もほとんど引かない、元気印の老媼です。

具合が悪くてダラダラしている姿が嫌いで(これを本人は「クタクタしている」と表現します)、風邪気味で声が嗄れていても風邪なんか引いていない!と言い張り、肩こり、不眠症、便秘、冷え性などにも縁が無く、概ね元気に齢を重ねてきました。

しかし、ここ数年、医者通いを強いられています。

糖尿病の疑いで近所の医院へ行った際、「私は内科医になって☆☆年が経つけれど、こんな酷い血糖値は見たことがない!」と医師から叱られました。

また、ここ数年は血圧が高く、降圧剤を処方されています。

そして、ヘモグロビン値が低いので、めまいの検査を受けるようにと紹介された大学病院では、「この数値で、本当に自覚症状はないの?」と言われたそうです。
この病院へはその後も定期的に通院していますが、先日、予定の時間になってもなかなか帰宅しませんでした。
あとで話を聞くと、検査結果が更に悪化していたため、急遽輸血をすることになって時間を要したとのこと・・。

そこで、義母に携帯電話を持ってもらうことにしました。
そもそも、近くへ買い物に行ったきり長時間帰宅しないこともしばしばなので、今後は周囲の心配は軽減されそうです。
ピンク色のらくらくホンをプレゼントし、基本的な発信と着信方法だけをご教示しました。

そんな義母の最大の趣味は「食べること」。
そして、特徴は「ややずぼらなところ」。

糖尿病などどこ吹く風で、食べたいものを食べ、間食も楽しみ、一方、食事前のインスリン注射を怠ったり、薬の服用がちらほら抜けたり・・。
緊張感はさほど感じません。

ただ、そんな若干いい加減なところが、元気の秘訣なのかも知れません。
検査結果に一喜一憂したり、病気のことが始終頭から離れないよりも、少しあっけらかんとした思考が、ほどよく元気を保っているように思います。

コロナのために、会食をずっと控えてきましたが、先日、久しぶりに食事に誘いました。
義母の大好きなホテルのビュッフェ、とはいきませんでしたが、家の近所の和食屋でランチコースをいただました。

デザートを食べてそろそろお開き、というタイミングで、私たち夫婦の結婚25周年へのお祝いをいただくサプライズがありました。

そう、銀婚式です。

義母の傘寿のお祝いもできずにいたなか、逆にお祝いをいただきとても恐縮しました。

1995年11月5日、日曜日、先負。

目黒雅叙園で挙式を行ったあの日から早25年。
私は当時の父の年齢を超え、カミさんは母の年齢を超えました。

披露宴に出席していただいた方で、その後、鬼籍に入った方が少なからずいらっしゃいます。
特に、先日長姉が亡くなったことで、父はすべての兄弟を失いました。
母方も、体調の優れない弟が1人残るのみです。
時の流れの儚さを、しみじみと感じます。

家族元気で仲良く過ごしていることが最大の親孝行だ、と母は言います。

25年の間には、私が入退院を繰り返した時期や、カミさんのメンタルが不安定な時期がありましたが、セガレも含め、元気に日々生活が送れている今を、有難く思います。
コロナ禍にあって、健康の大切さを改めて考えさせられています。

179 眉目秀麗

うちのカミさんは子供の頃「むずむず脚症候群」だったそうです。
昼寝をしなさいと言われたのに、脚がむずむずして寝られないことが頻繁にあったそうで、大人になってからその病名を知ったそうです。

専門サイト・ムズムズドットコム(http://muzumuzu.com)によると、

この病気は女性の方が男性よりも1.5倍程度多く、また患者さんは40歳代以上の中高年で急激に増加し、年齢が高くなるほど増加していく傾向があります。多くはありませんが、小児や児童でもむずむず脚症候群になることがあり、学校の授業に集中できないなど日常生活に影響が出る場合もあります。

中高年に多いものの小児でも罹患するとのことですから、カミさんはこの病だったのかも知れません・・。

ところで、この「むずむず脚症候群」もそうですが、やや変わった名称の病名ってありますね。

 

サザエさん症候群

日曜日の夕方になると、週明け月曜日からの仕事のことを考え、憂鬱な気分に陥ってしまうという症状。
この傾向は海外でも同様で、英語圏では『Sunday Night Blues(日曜の夜の憂鬱)』と呼ばれるなど、週明け以降の業務のことを考え、暗い気分に陥ってしまう方が一定数存在すると思われる。

サザエさんが、毎週日曜日の18:30からテレビで放映されていることが命名の由来のようです。
私がその症状に陥ったら、「笑点症候群」かなと思ったりもしています

 

ピーター・パン・症候群

1970年代後半アメリカで誕生した言葉で、大人の年齢に達しているにもかかわらず、精神的に大人になれず仲間に入ることができない男性のこと。現代では、大人になることを拒み現実逃避する傾向のある男性を指す。
言動が子供っぽいというのが特徴で、それゆえ、精神的・社会的・性的な部分にリンクして問題を引き起こし易いと考えられる。

無邪気にはしゃいだり、些細なことも楽しむ「子ども心」は、人生を豊かにするファクターだと思いますが、どうやら概念が異なるようです。
また、単なるマザコンと括ることも誤りのようです。
「見た目は子ども、頭脳は大人」の名探偵コナンの逆バージョン?と思ったりもしましたが、これも適切ではなさそうです。

 

不思議の国のアリス症候群

主な症状は、目の前の人や物が急に大きく見えたり、小さく見えたり、ゆがんで見えたりするというもの。
また、空中を浮遊しているような感覚や、自分の姿を見下ろしているような離人症状が表れることもある。
原因ははっきりと分かっていないが、エプスタイン・バー(EB)ウイルスに感染することで、脳の表面に位置する大脳皮質と呼ばれる部分に広範囲にわたって炎症が生じ、知覚異常が引き起こされるからではないかとの説がある。

実は私、子供の頃、これに似た経験があります。
体調を崩したときにだけ、決まったキャラのオジサンが部屋の隅に見えるのです。
健康な時には遭遇したことがないので、体調と何らかの繋がりがある症状だったに違いないと思います。

 

ナイチンゲール症候群など

ナイチンゲール症候群とは、看護提供者(通常は看護師)が患者に対して、基本的なケア以上の関係がないにもかかわらず、恋愛・性的感情を抱いてしまう状況を指す。
その感情は、通常患者が回復したり助けを必要としなくなった段階で徐々に失せていく。

私の親友のI君は、高校生のとき大学病院に入院し、退院後、病棟でお世話になった看護師さんと交際に発展した武勇伝の持ち主です。
新人の看護師さんだったとしても、5歳以上年上です。

若い頃、私の周囲でモテた男といえば、I君の右に出る者はいません。
一緒に遊んでいても、カッコイイと評されるのはいつもI君で、私は決まって「面白い人」止まり。
冷静に比較すれば、私よりも明らかに手足が長く、目も格段に大きい。
さらに、口調も穏やかで優しい気質ですから、抵抗の余地はありません・・。

カッコイイと言われたい、という望みはとうの昔に捨てましたが、「面白いオッサン」は、もうしばらく維持したいと思っています。

出典:
むずむず脚症候群 http://muzumuzu.com
サザエさん症候群 http://work-switch.persol-pt.co.jp/anti-sazaesan-syndrome/
ピーター・パン・症候群 https://www.hospita.jp/disease/2191/
不思議の国のアリス症候群 https://medical.jiji.com/topics/1430
ナイチンゲール症候群 https://www.weblio.jp/content/ナイチンゲール症候群

178 新涼灯火

今年は本を読む時間が多くなりました。
言わずもがな、新型コロナウイルスの影響で、自宅で過ごす時間が増えたからです。

元々ノンフィクションばかり読んでいましたが、ひょんなことから「おいしくて泣くとき(森沢明夫著)」という小説を読んで以来、ハートフルな小説に嵌ってしまいました。
コロナのせいで日々ギスギスし、知らず知らずに心が疲弊していたのでしょうか。
今年の夏は、小説を読み漁りました。
「流浪の月(凪良ゆう著)」と「ひこばえ(上下巻、重松清著)」が特に印象に残っています。

それから、本を探すにあたり、アプリを使い始めました。
「honto with」というアプリで、丸善、ジュンク堂、文教堂の店頭在庫を調べることができ、取り置きやお取り寄せも可能です。
新刊のチェックもできますし、幅広く本の検索ができるので重宝しています。

とはいえ、実際に書店を歩いて本を探す楽しみは捨てがたいので、アプリは上手に併用していきたいと思っています。

小説を読む日が続きましたが、じわじわと生来のノンフィクション好きが再び頭をもたげてきました。

早速アプリで検索してみると、ふむふむ・・。

森友事件の公文書改ざんの本、少女たちが見た長崎原爆の本、原発事故と闘った医師たちの本、新型コロナへの政府の初期対応を批判した本、未解決事件を扱った本などを早速購入しました。

さらに、読書をより楽しくするアイテムも用意しました。

ひとつは「読書灯」です。
夜、布団に入ったあと、手元を照らすために購入しました。
わずか2,000円程でしたが、LEDなので想像以上に明るくて驚きました。

もうひとつは、読書専用のメガネです。
目の老化が止まらないため、快適に本が読みたい一心で、少々度の強いシニアグラス(老眼鏡とは敢えて呼ばず・・)を作りました。
スポーティな外観が斬新でオシャレで、TPOをわきまえていない感じが気に入っています。

「新涼灯火」
秋の初めの涼しくなり始めたころは、明かりの下で読書をするのにふさわしい時期。

穏やかな気候の下、カフェのテラスでの読書は、下戸の私にとって至福の時です。
コロナ対策を十分講じたうえで、外で過ごす時間も少しずつ増やしていけたらと思っています。