京都」カテゴリーアーカイブ

030 刎頚之友

先週末、京都に行ってきました。
といっても、今回はひとり旅ではありません。
2年に一度、「おとなの修学旅行」と題して仲間と京都旅行をしているのです。

その仲間とは・・、
小学校の同級生。

しかも9人。
男5人、女4人。

幼稚園から一緒なんて者もいますから、その付き合いは50年近くになります。
こんなに長い間、友達でいられることを本当に有難く思います。

もちろん子供の頃は皆近所(文京区)に住んでいたけれど、今は住まいもバラバラ。
仕事も様々、家庭事情も色々。
でも、何かあればすぐに連絡を取り合うし、集まる仲間。

「人生から友情を除かば、世界から太陽を除くにひとし。」
誰の名言か忘れましたが、親友は何にも代え難い存在ですね。

この仲間で、私は世話人のような立場にあります。
「忘年会やろう!」「花見に行こう!」など、常に言い出しっぺということです。

この「おとなの修学旅行」前には「公式ガイドブック」を制作します。
A5版、12ページ、中綴じです。
そして、旅行後には、写真のアルバムとDVDを作ります。
仲間からは「隊長」と呼ばれ、おだてられています。

そして、副隊長もいます。
この女性副隊長、京都の食と寺社にすこぶる詳しいのです。
そして、多方面にとっても顔が広いのです。
方向音痴が玉に瑕ですが・・。

今回が3回目の「おとなの修学旅行」は、天気にも恵まれ、非常に楽しい旅でした。
参拝したのは、初日に下鴨神社、市比賣神社、伏見稲荷大社。
翌日は平野神社、釘抜地蔵、千本釈迦堂、護王神社を巡りました。

市比賣神社を参拝後、少し時間に余裕があったので、上徳寺さんも参拝しました。
そうです、私に息子を授けて下さったお寺さんです。
皆がぜひ行きたいと言ってくれて、大変嬉しかったですね。

それから、初日の夜、ライトアップされた清水寺へ行きました。
これも予定外だったのですが、なかなか美しい風景を見ることができました。

お土産もたくさん買いました。

☆洛匠の「わらび餅」
☆満月の「阿闍梨餅」
☆吉水園の「京おんな」
☆祇園小石の「さくら飴」ほか
☆西利の「千枚漬」ほか
☆マールブランシュの「茶の菓」ほか
☆半兵衛麩の「ふふふあん」3種
☆豆政の「丹波黒 黒豆チョコ」ほか

ちょっと買いすぎでしょうか・・。

027 幽趣佳境

昨秋、京都ひとり旅で訪れた圓光寺で御朱印デビューを果たし、お正月には地元の神社と靖国神社で御朱印をいただきました。

まだまだ初心者ではありますが、御朱印は私を大いに虜にしています。
自分がこのような世界に興味を抱くとは、若い頃には想像がつきませんでした。

私にとって最初の御朱印帳は赤山禅院で購入したものです。
赤山禅院は都七福神・福禄寿のお寺です。
七福神めぐりは全国的にありますが、都七福神めぐりは日本最古なのだそうです。

その御朱印帳には、都七福神のイラストが印刷されていて、その隣に御朱印を書いていただけるような構造になっています。
そして、福禄寿のイラストの横には、赤山禅院の御朱印があります。

即ち、布袋尊や大黒天など、ほかの6つは空欄ということです。
空いているページを埋めたくなるのは自然な流れです・・。
ひとり旅から戻ってすぐ、私の心はまた京都に向いていました。

そして、
平成27年1月25日、
私は二度目の京都ひとり旅をしてまいりました。

日帰りで都七福神の残り6つを巡るのは時間的に無理がありましたので、ゑびす神社(ゑびす神)、六波羅蜜寺(弁財天)、革堂(寿老神)の3箇所を参拝してまいりました。
どの御朱印も非常に味わいのある素敵なものでした。

ゑびす神社は商売繁盛の神様ですから、一度行ってみたいと思っていました。
ここの第二鳥居の額束には、えべっさんの顔がついた福箕(みの)が掛けられていて、お賽銭を投げてここに入ると願いが叶うと言われています。

私も早速挑戦してみました。
右手に500玉を握りしめ、願いを込めてスローイング・・・。
初球はアウトコースに外しましたが、2球目はストライクでした(笑)。

因みに、毎年1月に行われる「十日ゑびす大祭」の際は、ものすごい人出になるため、
安全確保の観点から、布で覆って投げられないようにするそうです。

ゑびす神社02

 

ところで、革堂へ行くにあたって、少々妙な体験をしました。
祇園で昼食後、一澤信三郎帆布で買い物をしてから、タクシーに乗りました。
運転手さんに「革堂へ」と告げると、「知らない」というのです。

「正式な名前は行願寺です。都七福神のひとつなんですけど・・。」
と説明したのですが、やはりご存じない様子。

iPadを見せて説明すると、「ああ!下御霊さんのとこね」とおっしゃるので、まあ下御霊神社の隣りだから、まあいいかと思っていると、

「ワタシ、その近くの出身なのに、知らなくてショックですわ・・。しかし、ずいぶんとマイナーなところへ行かはるんですね。」

と運転手さんは言いながら、最終的に停めてくれたのが下御霊神社の裏門でした。
タクシーを降りた私は、神社の境内を横切らなければなりませんでした。

地元で有名なのかどうかは東京の人間である私にはよくわかりませんが、都七福神でもある寺社を、地元出身の方が知らなかったことに少々驚きました。

因みに、私が到着したとき、団体客ご一行様とバッティングしたため、境内は大変な混雑でした。特に御朱印所では10分くらい並びました。
タクシーの運転手さんも知らないお寺がこんなに混んでいるなんて、ちょっと皮肉ですね。

あ、それから革堂を参拝した後、下御霊神社にもお賽銭を入れてまいりました。
このままでは、ただ横切っただけになってしまいますので・・。
でも、御朱印は遠慮いたしました。
次回、キチンと正面から入ってお参りをし、頂戴しようと決めたからです。

最後に余談ですが、革堂は「かくどう」ではなく、「こうどう」と読みます。
その由来は以下の通りです。
——————————————————————————————————————————————
行円は仏門に入る前は狩猟を業としていたが、ある時、山で身ごもった雌鹿を射たところ、その腹から子鹿の誕生するのを見、殺生の非を悟って仏門に入ったという。
行円はその鹿の皮を常に身につけていたことから、皮聖、皮聖人などと呼ばれ、寺の名も革堂と呼ばれた。(Wikipediaより)

革堂御朱印

021 愉快活発

日本最古の活字を見たくて訪れた圓光寺さんでのこと。
拝観料を納めるとき、『御朱印 300円』という文字が目に入りました。

そう言えば、以前雑誌『HANAKO』で御朱印に関する対談記事を読んだものの、ちょっと敷居が高いような感じがして、十分消化しないままにしていました。

御朱印帳を用意しないといけないとか、浄土真宗のお寺ではいただけないとか、常識やマナーをまずは勉強しないとダメだな、という印象を抱いていました。

でも、圓光寺さんで私が見たのは、A5ほどの用紙に既に日付も記入されたもの。

勇気を出して『拝観料と御朱印もお願いいたします』と申し上げると、お寺のパンフレットと一緒に、袋に入った御朱印を下さいました。

奉拝 平成廿六年十一月十五日
南無千手観世音
瑞巌山 圓光寺

そう書かれた墨文字と朱色の印が織りなす芸術品・・。
記念すべき御朱印第一号を手にしました。
遠い昔の偉人と、少し繋がったような感覚がしました。

続いて訪れたのは詩仙堂さん。
拝観料を納めて中へ進むと、
『先に本堂を見学してください。あとから戻ることはできません。
とのアナウンス。

靴を脱いで本堂へ進むと、絵はがきなどと一緒に並べられた御朱印を発見。
しかも、圓光寺さんと同じスタイル。

『御朱印を頂戴したいです。』

ほんの少し「こなれた感」を漂わせて、初穂料300円を納めました。
わずか30分ほどで、2枚の御朱印が私の鞄に仕舞われました。

この日、最後の目的地は赤山禅院です。
ぜひここでも御朱印を頂戴したいと思っていると、
「御朱印は福禄寿殿でお渡しいたします」との看板発見。

アレ?ここは七福神に関連しているのかしらん・・。

私はそんなことも知らずに訪れていました・・。
掛け寄せ(集金)の神さんであることは予習していましたが、ここが全国の七福神めぐりの発祥とされる都七福神のひとつ、福禄寿のお寺であることを知らなかったのです。

福禄寿殿でお参りをしたあと、
「御朱印をお願いします。」
その口調は、超初心者であることを忘れているかのようでした。
すると・・、

「御朱印帳はお持ちですか?」

「あっ、あの〜、忘れました・・。というか持っていません・・。」

「そちらにある御朱印帳はイラスト入りでお奨めです。いかがですか?」

「はい、ぜひお願いいたします。」

即答でした。2,000円お納めしました。
若干ドヤ顔になっていた私に、冷や汗が襲いました。
赤山禅院さんは、書き置きではなく、その場で書いて下さるようでした。

予定していなかった御朱印集めでしたが、3つの御朱印を眺めていると何故か有難い気持ちになってきます。
思い切って圓光寺さんでお願いしてみて良かったとつくづく思います。

私の購入した御朱印帳は、都七福神のイラストが書かれていて、そのとなりに御朱印が書けるようになっています。
毘沙門天は東寺、弁財天は六波羅蜜寺、布袋尊は万福寺・・。
都七福神の御朱印はぜひ集めたいと思っています。

帰ってきたばかりなのに、もう行きたくなってしまいました。

020 温故知新

京都日帰り旅の続きです。

清水寺や南禅寺など、中心部に位置している有名どころは外し、観光客が少なめで紅葉が進んでいるところはないものか・・、出発前、ネットやガイドブックでいろいろ調べました。

なるべく北へ行った方が色づきが進んでいるのではないかと思い、一乗寺・修学院エリアに狙いを定めました。

そんな中、圓光寺さんというお寺さんを見つけました。
正直、これまで知らなかった寺院でした。
十牛之庭(池泉回遊式庭園)、奔龍庭(枯山水)、水琴窟、紅葉・・。
見どころ満載の魅力的なお寺さんのようです。

そして、もうひとつ。

ここには、日本最古の印刷用木活字が保存されているのです。

私も印刷業の端くれです。大いに興味を抱きました。

昼食後、叡山電鉄一乗寺駅で下車し、歩くこと約15分。
圓光寺さんに到着しました。

拝観料500円を納めて、本堂へ。
重要文化財でもある日本最古の活字とご対面です。

結構大きなサイズで、2号とか3号くらいに見えました。
漢字もカナもありました。般若心経を組んだものもありました。
カナは「いろは順」ではなく「五十音順」で並んでいましたね。

日本最古の活字を前に、印刷のルーツに出会ったようで感動しました。

ところで、拝観料を納めた際にいただける圓光寺さんのパンフレット。
これがとってもスマートなのです。
A4やB5の三つ折りといった体裁はよく目にしますが、
圓光寺さんは、140ミリの正方形で、12ページ・中綴じなのです。

紙はダル系の135kgベース。
モノトーン調の瀟洒な表紙に、写真とテキストをすっきりレイアウトした本文。
デザイナーの優れた感性を感じるアートなパンフレットです。

それから圓光寺さんのオフィシャルサイトもぜひご覧下さい。
華美ではないけれど凄艶で、美的センス溢れるWEBです。

Facebookもあります。この時期は紅葉のニュースが楽しめます。

日本最古の活字を所蔵しているお寺さんだけあって、パンフレットをはじめ、ホームページもFacebookも、秀逸な出来映えです。

同業の大先輩から、印刷業はこうあるべし、と学んだ気がいたしました。

019 千客万来

一昨日の土曜日、日帰りで京都に行ってまいりました。
しかも、初めてのひとり旅です。

始発の次、06:06分東京駅発の新幹線の座席を確保。
私ひとりですから、04:30過ぎに起床する勝手気ままなスケジュールを組みました。
ところが、東京駅に着いてみると新幹線が発車を見合わせているとのアナウンス・・。
05:30過ぎに、新横浜駅で車両の上に人がよじ登って停電を引き起こしたそうです。
結局出発したのは約1時間遅れの07:10・・。
ちょっと残念なスタートでした。

予定より80分ほど遅れて、京都駅に到着しました。
京都には、我が家にとって大切なお寺さんがあります。
「京の世継ぎさん」とも呼ばれている、上徳寺さんという小さなお寺さんです。
結婚して8年、子宝に恵まれなかった私たち夫婦に、息子を授けてくださった有難い、ありがたい、お寺さんです。
「ここには君の神様がいるんだよ」と小さいときから言われている息子は、上徳寺さんに来ると神妙な顔をします。
子供ながら、なにか感じることがあるのでしょう。

この日も最初に訪れたのは上徳寺さんです。
今回の旅の大きな目的のひとつが、ここ上徳寺さんの参拝だからです。

ご加護のお陰で息子も無事に11歳。中学受験もだんだん近づいてきました。
元気に受験の日を迎えられますように、とお願いしてまいりました。

それから、商売の神様「伏見稲荷大社」を参拝しました。
社員の健康と社運上昇を祈願してまいりました。

昼食はカレーうどんで人気の「日の出うどん」さんと決めていました。
朝の事故の影響で予定より遅れていたため、伏見からタクシーで向かいました。

11:15、目的地に到着。開店は11:00です。
残念・・、大行列です・・。ざっと20人以上は並んでいました。
仕方なく、もう1件の候補に急遽向かい、どうにか食事にありつけました。

秋の京都は紅葉目当ての観光客で賑わいますが、真っ盛りというにはこの時はまだ早く、「色づきはじめ」という評価が目立ちました。

それでもたくさんの人が訪れていました。
外国人観光客も、ものすごく多く見かけました。
観光地・京都の人気はすごいですね。

ちなみに・・、
☆朝、京都駅のタクシー乗り場では乗車まで15分ほど待ちました。
☆路線バスは、お客さんが乗れないほどの混雑でした。
☆京都駅近くのコインロッカーは「使用中」ばかりでした。
☆スターバックスではお客さんが店の外にあふれていました。
☆蹴上のホテルの喫茶も待ち時間でした。

桜や紅葉が古都を彩る季節に訪れたい気持ちと、少し空いている時期にゆっくりと寺社を巡りたい気持ち。
難しいですね。

午後、洛北方面を巡った話は、改めてご紹介したいと思います。