カテゴリー別アーカイブ: 才能

129 狷介不屈

今朝、上野公園に行きました。

最初の目的地は、スターバックスコーヒー・上野恩賜公園店。
店内の大きな窓から、自然豊かな園内が眺められ、とても居心地の良い空間です。
8時の開店と同時に入店し、朝食を食べ、読書をし、1時間ほど過ごしました。

また、このスタバの西側には、上野動物園の表門があります。
9時半の開園まであと1時間半以上あるというのに、こんなに列ができていました。

お目当ては、もちろんシャンシャンでしょう。
テレビ局のアナウンサーかレポーターと思しき女性もいましたし、その人気は相変わらずのようです。

いつからか、ポストもこんな装いになっていたんですね。

さて、私の主たる目的は国立科学博物館での「南方熊楠」に関する企画展の見学です。

み・な・か・た・く・ま・ぐ・す。

スゴイ名前ですね。

正直に申し上げますと、ワタクシ、その存在を知りませんでした・・。
先日、カミさんとセガレが見学してきたと聞き、私も行こうと決めた次第です。

余談ですが、私立中学に通う生徒は、2月1日頃、入試のため学校が休みになります。
我が家の場合、2月1日から3日まで、部活も含めて休校となりました。
その休暇を利用して、親子で博物館に行ったという訳です。

さて、展示を見終えて、南方という人物にとても興味を覚えました。

  • 小学生の頃、全105冊の百科事典「和漢三才図会」を知人の家で閲覧し、それを暗記して自宅で写しを作ったと言われている。
  • 明治17年、東京帝国大学予備門(現在の東京大学教養学部)に入学。夏目漱石や正岡子規は同級生だった。
  • 学会に入ること、学位を受けることを非常に嫌い、生涯、在野の学者として、研究に勤しんだ。
  • 多数の菌類を集め、数千枚にも及ぶ「菌類図譜」を作成した。そこには、整理番号、名前、採集地、採集年月日、生育地に環境を記し、水彩画を描き、標本を貼り付け、生物学的性状については英語で記載した。
  • これらの図譜には、非常に多くの新種が含まれていたにも関わらず、論文として発表しなかった。即ち「どうだこんなに集めてスゴイだろう」と無邪気に自慢する面があった。
  • 激しい癇癪持ちで周囲を困らせたが、学問に打ち込んでいると落ち着いていられたので狂人にならずにすんだと自ら記している。
  • 大学の講演会で、酔っ払って壇上に上がり、百面相をして立ち去ったとか??
  • キューバに渡った際、サーカス団に入り、キューバ革命にも参戦したとか??
  • 異常なまでの多汗症で、一年中裸で過ごしていたとか??
  • 自在に反吐(へど)を吐くことができ、気に喰わぬ者を追い帰したとか??

いやいや、紙一重ですね(笑)。

自筆の書簡や日記は、一見の価値ありだと思います。
3月4日まで開催されていますので、足を運んでみてはいかがでしょうか。

最近、文化や芸術に触れることを意識しています。
美術館や博物館のほか、映画、落語、歌舞伎、芝居など、ジャンルは多種多様が良いと思います。

先日観た映画「ギフテッド」も良かったなあ・・。
さあ、心豊かな中年をめざして頑張るか。
急がないと老年になっちゃうし・・。

112 義気凛然

宣誓。
私たちは野球を愛しています。私たちは野球に出会い、野球に魅せられ、野球によって様々な経験を重ねてこの場所に立っています。いよいよ今日から夢の舞台へのたった1枚の切符を得るための戦いが始まります。私たちは東東京、西東京の頂点を競うライバル同士ですが、同時に同じ夢を追いかける同志でもあります。青春のすべてをかけて戦うことができる幸せと喜びを、支えてくれるすべての皆様に感謝しながら、野球の素晴らしさが伝わるよう、野球の神様に愛されるように、全力で戦うことをここに誓います。

平成29年7月8日

選手代表 早稲田大学系属早稲田実業学校高等部 硬式野球部主将 清宮幸太郎

この選手宣誓には感動しました。
近年、オリジナリティあふれる選手宣誓が行われていることは知っていましたが、昨日、神宮球場で開催された東・西東京大会開会式でのこの宣誓を新聞やニュースで知り、正に心を打たれました。

朝日新聞によると「愛しています」という言葉を選んだ理由について清宮選手は、
「『好き』より思いが伝わると思いました。また、小林麻央さんが最後に言っていた言葉として印象に残っていたのもある。」
と話したそうです。

清宮選手ひとりで考えた文章ではないのかも知れません(想像に過ぎませんが・・)。
しかし、宣誓の時間は過去の甲子園や都大会の映像を見て、最適な長さを探ったのだそうです。
また、練習では主将として常に声を張り上げるのですが、前日の練習の際には、声を荒らげないように抑え、選手宣誓に備えたと、半分冗談半分真剣に話していたとか。

多くの注目が集まる灼熱のグラウンドで、ひとりマイクの前に立ち、これだけの文章をきちんと暗記し、皆に伝わるように話すことの大変さは、並大抵ではないと思います。

清宮くんという高校生は、野球だけに秀でているのではないな、と感じました。

甲子園への切符は、容易に手に入るものではないと思いますが、怪我のないように、悔いのないように、予選を戦って欲しいと思います。

そして、願わくは、この夏甲子園球場で彼の選手宣誓をもう一度聞きたいものです。

109 前途洋々

ドイツのデュッセルドルフで開催されていた世界卓球が幕を閉じました。
私が、最も印象に残ったのは、弱冠13歳、中学2年生の張本智和くんです。

史上最年少でベスト8に進出し、最後は世界ランク3位の中国選手に負けはしましたが、1ゲームを奪う健闘を見せました。
この試合は、日本時間の早朝4:45から放映されたのですが、我が家は全員でテレビ観戦しました。
私にとっては、いつもより15分だけの早起きでしたので、特別なことでもありませんでしたが・・。

今大会、張本くんの快進撃のきっかけとなったのは、日本のエース・水谷隼選手を破った2回戦ではないでしょうか。
大番狂わせ、下剋上と報じられましたが、破れた水谷選手も『純粋に強かった』と述べていたように、決してまぐれではないでしょう。

しかし、とても残念なことに、この試合は地上波では放映されませんでした。

日本時間の6月1日夜、『さあ、このあとは水谷さんと張本くんの日本人対決だぞ!』と思ったその時、世界卓球から全仏オープンの錦織選手の試合へ、中継が切り替わってしまいました。
二元中継であることは知っていましたが、世界の大舞台での日本人選手の対決を放送しないことに、ひどく失望しました。

ネット上でも、『卓球やれー』『今日はテニスじゃないでしょ』などという声がかなり上がっていましたし、危うく錦織選手がキライになるところでした。

タイムアウトの際に監督の助言をまっすぐに聞く姿勢や、4回戦で対戦したヨーロッパの選手に嫌がらせとも思える仕打ちを受けても自分を乱すことなく正々堂々を戦う姿には、感動を受けました。
東京オリンピックを17歳で迎える張本くんの成長を、陰ながら応援したいと思います。

 

それから、もうひとり中学生の怪物にも触れておきたいと思います。
そもそも非凡な人たちの集団である将棋界にあって、「天才」と呼ばれる藤井聡太四段です。

藤井くんは平成14年生まれの中学3年生で、21世紀生まれ初のプロ棋士なのだそうです。
ご両親は将棋界とは関係がないようで、初めはおばあちゃんに手ほどきを受けたとか…。

彼が現在通学しているのは、名古屋大学教育学部附属中学校。
愛知県内有数の名門校で、辻元清美衆議院議員も同附属高校の卒業生とのこと。
勉学も優れた少年のようです。

一方、相当のおっちょこちょいだそうで、お母さんは「生活能力が低い」とコメントしています。中学に入学してまもなくの頃、大阪の関西将棋会館に1人で泊まりがけで行かせたところ、「服と傘を全部(将棋会館に)忘れて帰ってきた」という逸話の持ち主だとか。
将棋も勉強も私生活も完璧、なんていうより、とても魅力的な少年だと私は思います。

2017年6月6日現在、プロデビューから公式戦20連勝中ですが、記録はどこまで伸びるのでしょう。
将棋界は、対局中にスマホで将棋ソフトを使用した云々騒動がありましたから、藤井くんは正に救世主のような存在かも知れませんね。

張本くんも藤井くんも、それぞれの世界でひときわ輝きを放っています。
正に、前途洋々。
明るい未来へ突き進んで欲しいと思います。

65 才弁縦横

弊社のホームページは、山本州さんというデザイナーさんに作成していただきました。
山本さんとは、かれこれ10年ほど前に、あるクライアントさんを通じて知り合いました。
デザインのみならず、イラストも描けるとても器用な方です。

その山本さんが、本の出版に携わり、先日出版されました。
出版記念に山本さんが1冊贈呈してくださったので、そのお礼に本の宣伝を買って出た次第です。

その本とは、ボーンデジタル社発行の「Web+印刷のためのIllustrator活用術」です。

Web+印刷のためのIllustrator活用術

頂戴した本を私も読ませていただきました。

Amazonのレビューでも高評価を得ているとおり、お世辞抜きで、大変わかりやすい解説書です。

イラストレータは既に使っているけれど、WEB領域への活用は無理、という人は多いと思います。
WEB・印刷の両側面から解説されているこの本は、そういう方に非常に有益だと思います。

私も典型的にそのタイプです。
CHAPTER 3とCHAPTER 4はWEBに関する記事だったため、途端に読む速度が下がりました・・。 

一方、イラストレータ初心者にも、お薦めしたいです。
難しいテクニックではなく、はじめの一歩の教則本として非常に有効だと思います。

しかし、考えてみると、「本を発行する」って、ちょっと嫉妬しちゃいますね。
私にはそんなジャンルはないですから・・。

そして、奥付の上にあった著者紹介を読んで驚きました。
山本さん、私より1回り年下の丑年だったんだ・・。