月別アーカイブ: 2015年7月

38 四苦八苦

毎日、厳しい暑さてすね。
まだまだこんな日が続くと思うと、少しげんなりしてしまいます。

さて、 今日は電車でクライアントへ向かいました。
新しい仕事の打ち合わせでしたので、足取りは軽やか(なつもり)でした。

しかし、会社を出て歩き出した途端、汗が吹き出してきました。

「あっついなあ」

ハンカチを取り出し、額を拭う姿は、間違いなく、しかめっ面だったと思います。
眉間にシワを寄せたまま、信号を渡ると、突然声を掛けられました。
見ると、かなりふくよかな外国人の女性の方でした。

「Excuse me?」
とても小さな声でした。
眉間のシワが印象を悪くしていること、間違いなしです。

女性はやおらカバンからガイドマップを取りだし、ある地点を指差すのです。
どうやら、東京都現代美術館を目指している外国人観光客のようです。

「はいはい、お安いご用ですよ。
まず、この道を真っ直ぐ行くと、三つ目通りという大きな道路に突き当たります。
信号を渡ってから左に曲がってくださいね。少し歩けば右側にありますよ~。」

ところが、この程度の英語が出ないのです・・。
「Yes, I know!」と言ったまま、フリーズしてしまいました。

眉間にシワ。固まるオヤジ。
おもてなしの国とはほど遠い光景です。

「Do you have a map around here?」
(これは結構流暢な発音だったと思います)

地図を指でなぞれば、言葉は要らないかも?
我ながら良い閃きだと感心していると、女性が地図の1ページが開いてくれました。
しかし、我々がいる場所は、その地図からギリギリ外れていました(( ̄▽ ̄;))
絵文字のとおり、「ガーン」と音がした気がしました。

「ごー  すとれいと」
「ざ  さーどしぐなる  たーん  とぅ  れふと」
「そー  ゆー  きゃん  しー  ざ  みゅーじあむ  あっと  らいとさいど」
「あばうと  てん  みにっつ  うぉーく  ふろむ  ひあ」

その後は、おおよそこんなボコボコの英語を喋りました。
突き当たりも三つ目通りも説明できていませんでした。

でも、その女性はにこやかに去っていきました。
別れ際によくよく見ると、美しくチャーミングな方でした。

英語をもう一度勉強しなければ、と痛感しました。
5年後のオリンピックのためにも。

それにしても、あの女性、無事に到着できたかしらん。

37 軽佻浮薄

今日、亀戸天神社を参拝してまいりました。
ここは湯島天満宮、谷保天満宮と並んで関東三大天神のひとつです。

天神社ですから、もちろん御祭神は菅原道真公です。

初めて参拝したのは、大学受験前の18歳のとき、高校の同級生と訪れました。
しかし、私にとっては苦い思い出の地なのです・・。
大学合格祈願で訪れた私は、若気の至りで絵馬に不謹慎なコメントを記入したのです。
軽い気持ちで書いてしまったのですが、帰宅後、父にひどく叱られたのを覚えています。

35年ぶりにご本殿の前で手を合わせ、かつての愚行を謝しました。

その後、ご本殿西側の神牛の頭をいっぱい撫でて、息子の受検合格を祈願しました。
また、道真公の正室・宣来子命と14方のお子様を祀る「花園社」という摂社や、菅公の教学上の師、延暦寺第十三代座主法性坊尊意僧正を祀った摂社「御嶽神社」など、ひととおり参拝を終え、御朱印をいただきに行きました。

すると、藤の花の育成基金を1口3,000円で募集している旨の掲示がありました。

そういえば、数ヶ月前に東京の名所を撮影する必要に迫られ、早朝、忍び込むように境内に入り、スカイツリーをバックに満開の藤の花を撮影させていただいたなあ・・。
流れるように咲くその姿に心癒やされたなあ・・。

で、1口だけではありますが、協力させていただきました。

御朱印代と合わせて3,300円を、若くてとても可愛い巫女さんにお納めしました。
小顔で涼しげな巫女さんから、「ようこそお参りくださいました。」と言われ、基金への協力者に配布している「ふじみ守」とお供物を頂戴しました。

ほのぼのとした心持ちになったものの、35年前の重たい荷物はまだ降ろせていないな・・と
感じつつ、鳥居の前で深く一礼し、またの参拝を誓って神社を後にしました。

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36 朝令暮改

今年も猛暑の季節が到来しました。
気象庁のサイトによると、昨日の東京の最高気温は34.5度。
今日も13時で32.7度だそうです。

最近38度、39度という気温を耳にすることが多いので、「32度か」と思う自分に感覚の麻痺を感じます。

近年の夏の高温はちょっと異常ですね。

そういえば2020年の東京オリンピックは7月24日が開会式だそうです。
こんな暑さでアスリート達が本来の力を発揮できるのか、少し心配になります。

オリンピックといえば、新国立競技場のデザインが白紙に戻されました。
今月10日、安倍首相は「やり直すには時間がない」と国会で答弁したばかりなのに、そのわずか一週間後、突然これを翻しました。
安保法案を数の原理で無理矢理通過させ、新しい競技場の設計もやり直さない・・。
これでは、来年の参議院選に影響があると思ったのでしょう。

お役人仕事、と言われても仕方ないように思います。民間ではあり得ない事態ですから。
おそらく、一連の迷走に対する責任所在が明確にされることもないのでしょう。

しかし、2500億を超える建設費用って、どう考えても高すぎますね。
当初の予算から900億上がってしまったそうですが、そもそも当初の予算が高額すぎです。

多くのオリンピックメダリストも反対意見をおっしゃっていましたね。

マラソンの有森裕子さんは、
「オリンピックが、皆さんの負の要素のきっかけに思われるようなことは本望ではない。」
と涙ながらに訴えていました。

また、アーチェリーの山本博さんは、
「国立競技場の件が話題になってから、オリンピックを支援するムードが急に減退した。このままでは、オリンピックの運営に必要な何万人ものボランティアを集めることは絶対にムリだ」
と熱く語っていました。

オリンピック招致はそもそも東京都が発起人のはずなのに、舛添知事もリーダーシップが少し弱い気もしますね。

オリンピック開催にあたっては、東日本大震災の被災地復興や福島第一原発の問題解決を優先すべきだという、開催反対の意見が根強くあることも忘れてはならないと思います。

5年後に、多くの国民が「オリンピックを開催して良かった」と思えるような運営を、政治家や役人の方々に強く望みたいと思います。

最後に、
デザインコンペをやり直すにあたり、日本人デザイナーによる設計に決まるといいなあ、なんて思ったりもします。