月別アーカイブ: 2016年3月

56 暮雲春樹

平成22年1月4日、
49歳という若さで逝ってしまった「ユミ」は、今年七回忌を迎えました。

節目の時期から2ヶ月遅れてしまいましたが、先週日曜日、墓参に出向きました。
ユミは、ご両親が暮らす静岡県三島市に眠っています。
1年3ヶ月ぶりの再会でしたが、お彼岸の中日に会えて、良かったなと思っています。

一緒に行ったのは、大学の同級生2人と、その奥さん1人。

同級生の1人は、福島市に単身赴任中の「ミゾ」。
広島出身のミゾは、酒も結構飲むし、不規則な生活をしている割には、中年太りとは縁がなく、大学時代よりも体重が減って、現在53kg!
身長は私と大差ないので、たぶん172〜173cm。
メタボは全く心配ないけど、ある意味心配かと・・・・。

いつも飄々としているミゾは、この日も「時間に遅れそうだから先に行ってくれ」と電話をしてきたかと思ったら、発車時刻ギリギリに新幹線に飛び込んできました。
スリムな体型を活かして、東京駅構内をダッシュしてきたようです。
しかし、そこは50代半ば。
新横浜駅あたりまでは、虫の息でしたね。

もう1人は、数年前に自宅を新築し、また借金生活だ!と苦笑している「あっちゃん」。
大学時代から穏健な男で、知恵袋的存在だった彼は、近年手足の痺れに悩んでいます。

「分かりやすく言うと、左手では大ジョッキが持てない。」

明るくそう言う反面、
「ちょっとずつだけど、時間と共に進行しているような気がする。」
とも言います。

手術も受け、脊髄症を疑われているものの、病名も原因も今一つはっきりしないために、治療法もどこか手探りなのだそうです。

「少し酒を控えようと思って、自分から誘うのを止めたら、週の半分が休肝日になった!」

お酒の量が減るのはきっといいことなのでしょうが、やっばりあっちゃんには、
大ジョッキで軽やかに乾杯して欲しいな、と思ってしまいます。

そして、もう一人。
墓参には一緒に行かなかったけれど、大切な友人のひとりが、近年体調を崩しています。

大学時代の彼を一言で形容すると、「天真爛漫を絵に描いたような若者」でした。
私は彼の下宿に頻繁に泊めてもらいました。

そして、ある試験の前夜・・・・。
「授業には出ていない、試験範囲は分からない、頼りになる友人もいない、まいった。」
私が煎餅布団で悶々としていると、
「お前な、今日それを考えて、結論出るか?出ないだろ。じゃ、寝ようぜ。」
まもなく、彼のイビキが聞こえてきました。
明日のテストに向けて、何ひとつ準備もせず・・・・。

あ~、自分もこういう思考回路になりたいなあ、とつくづく思ったものです。
奔放で悠然とした彼と違って、うじうじした自分が、とても煙ったく感じました。

しかし、時を経て、立場が変わり、双肩に担うものが増え、少しナーバスになったようです。
彼とは、仕事の環境が似ているので、決して他人事ではありません。
私も正に紙一重、明日は我が身です。

しかし、私には、彼に何の力も与えられません。
春の訪れと共に、少しずつ前に進めるよう、ただただ、ひたすら、願うばかりです。

遠く離れた友を思い、心を痛めています。
改めて自らの足下も見つめ直しつつ・・・・。

55 春和景明

我が家の中学受験が無事済んで、約50日が過ぎました。
受験生という肩書きが取れたセガレは、気楽な日々を過ごしているようです。

しかし、中学校側からは「入学までにするべきこと」が指示されています。
夏目漱石らの名作を読む、これから本格的に始まる英語の準備をする、などです。
羽を伸ばして思う存分遊んでよろしい、とは言わないんですね。
因みに今セガレは「吾輩は猫である」を読んでいます。
文庫本は文字が小さいとか、ページ数が多いとか、不平不満をこぼしながら・・・・。

中学受験には、親の役割も大きいですね。
受験生といってもまだ12歳の小学生ですから、親のサポートは当然必要です。
スケジュールの管理、テキストの整理整頓、弁当作り、夜のお迎えなど、親子で受験するといっても過言ではないでしょう。

中には、積極的に勉強を教える親も少なくありません。
親がテキストを事前に解いておき、授業後に子供の理解度を確認しながら自宅で教える、なんて強者もいるようです。

私は、というと・・・・、
一生懸命に尽くしたのは「車での送り迎え」。
あとは、子供を見守ることに努めました。

ある時、算数の答案用紙に、投げやりな落書きをしたことがありました。
算数は元々大好きで得意な科目でしたが、何かに躓いたのではないかと思い、落書きを叱るのではなく、彼の胸中を聞きました。

また、「今日はこんな難問が解けたんだ!」と、子供が目をキラキラさせながら話すときは、仕事があろうと、考えごとがあろうと、真剣に聞いてあげるよう心掛けました。

信じて見守ること。
誉めて伸ばすこと。
セガレの受験を通して、私も学び、成長できた気がします。

ほかに奮励したのは、天神様巡りですかね(笑)。
「ここに最もエネルギーを費やしたんじゃない?」
「それって趣味じゃん!」
と言われると、弁解の余地はありませんが・・・・。

改めて数えてみると、合格を祈願した天神様は、北野天満宮を含めて22箇所でした。
湯島天満宮、町田天満宮など、既にお礼参りを済ませたところもありますが、年度末の繁忙期と重なったこともあって、なかなか捗っていません。

そんな中、今日の午前中、新井天神北野神社に行くことができました。
JR中野駅から徒歩10分ほどの場所です。

合格祈願に訪れたのは、昨年の11月でした。
その頃は、酉の市に向けて提灯がたくさん飾り付けられていましたが、季節は変わり、今日は早咲きの桜が迎えてくれました。

IMG_5084のコピー

この桜は「プリンセス雅」という種類です。
平成13年12月、愛子様のご誕生を祝して植樹されたのだそうです。

この辺りは桜の名所として有名です。
4月1日〜3日には新井薬師公園で桜まつりが開催されるとのことです。
今年は第30回目にあたるので、中野通りの桜のアーチ下を人力車が走るとか。

奇しくも、今日、東京・靖国神社で、気象庁が桜の開花宣言をしました。
来週末は都内のあちこちで、満開の桜を楽しむことが出来るのでしょう。

上野公園内にある五條天神社へも、お礼参拝に行かねばなりません。
ちょっと混むかもしれませんが、桜見物も兼ねて、来週訪れてみようかと考えています。