今年のアメリカ大リーグのワールドシリーズは、シカゴ・カブスが優勝しました。
実に、1908年以来、108年ぶりの優勝だったそうです。
カブスが世界一から遠ざかっていた理由として「ヤギの呪い」があるからだ、と言われています。
1945年のワールドシリーズ第4戦、カブスの熱心なファンだったビリー・シアニスさんが、ペットのヤギ「マーフィー」を連れて観戦に来ると、臭いを理由に入場を拒否されました。
怒ったシアニスさんは、恨みの言葉を投げつけて球場を後にしました。
“Them Cubs, they ain’t gonna win no more.”
「カブスは二度とワールドシリーズに勝てなくないだろう」
すると、この年のカブスはタイガースに第7戦で敗れ、以降、今シーズンまで70年もの間、ワールドシリーズに出場することすらできませんでした。
ビリーさんはいつも「マーフィー」のための座席も購入して球場に来ていたそうです。
1945年の出来事ですから、終戦の年にあたります。
海の向こうでは、山羊を連れて野球観戦か・・・・。
若干複雑な思いも湧いてきます。
そもそも大リーグは30球団で編成されています。
12球団の日本とは規模が違います。
呪いがなくても、30チームのトップになるのは、大層なことだと思います。
4人で遊ぶ麻雀でトップを取るのでさえ、結構大変ですからね(笑)。
話は変わりますが、先週末に私が幹事を務めているゴルフコンペがありました。
しかも、迎えて100回目という節目の大会でした。
平成4年の5月に創始し、遂に100回目を迎えたのですが、第1回からずっと幹事を務めてきましたので、やや感慨深い思いに包まれました。
さて、肝心のコンペの結果ですが、優勝の栄誉に浴したのは、内田くんでした。
朝から冷たい雨に見舞われ、ピンポジションも難しい中、グロス92で堂々の優勝でした。
最多で31人が参加したことのあるこのコンペですが、100回大会の参加者は13人でした。
13人とはいえ、優勝するのは簡単ではありませんし、大変名誉なことです。
現に、私が最後に優勝したのは2013年12月ですから、3年も遠ざかっています・・・・。
ただ、年齢のせいか、最近は「勝つ」よりも「克つ」ことの大切さを感じています。
ゴルフも仕事も、時の運や相手との力関係がありますから、連戦連勝とはいきません。
しかし、自分に克つことは、自分次第で勝率100%も可能です。
些細であっても、小事であっても、自分に克ち続けることが大事なのではないか…。
心だけは折れないようにすれば、人生にもビジネスにも負けないのではないか…。
50代半ばになると、若い頃には思いも及ばなかったことを考えるものです。
不況業種の渦中で、もがいている現れなのかもしれません。