2月1日。
東京では今年も多くの私立中学校で入学試験が行われました。
私のセガレも5年前に経験しました。
もう5年も経ったのか、というのが正直な感想です。
セガレの学校では、入試の手伝いをするのは高校2年生という決まりがあるそうで、自ら申し出たそうです。
受験前々日、机と机の間にアクリル板を設置するなど、主に教室の準備を手伝いました。
そして、受験当日は、例年ならば教室から答案用紙を回収する役割なのですが、接触を減らすため、今年は裏方の仕事に徹したとのこと。
コロナ対策に、ずいぶんエネルギーを消費したことと思います。
一方の受験生も、ここに至るまで、数えきれない苦労があったと察します。
間違いなく、対面授業は減ったでしょう。
模擬試験は通常通り行われたのでしょうか・・。
仲間と切磋琢磨する機会が、例年よりも奪われたのでは、と心配です。
セガレの学校の合格発表は、試験翌日の2月2日。
即ち、即日採点をする訳です。
毎年、先生方は夜遅くまで採点作業に追われ、終電で帰ることになるのだそうです。
しかし、今は終電時間が若干早まっているご時世ですから、例年以上に早く作業をしなければなりません。
新型コロナにより、入試を受ける側にも迎える側にも、火の粉が及んでいます。
なんか無性に悔しく思います。
因みに、受験生が最後の科目「理科」の試験を受けているとき、入試の手伝いをした学生に、学校からお弁当が支給されたそうです。
うな重が出るらしいぞ、との噂を聞いていたそうですが、今年も出ました「うな重」。
学生に配られるのだからダイエットしたうなぎだろう、と思いきや、めっちゃ美味かった!と申しておりました。
セガレたちがどれほどの役に立ったのかは疑問ですが、学校側の配慮に感謝ですね。
さて、それでは最後に、本日の入試問題から、算数の問題をひとつご紹介します。
2021、6564のように、連続する2つの2けたの整数を並べてできた4けたの整数を考えます。
⑴このような整数は何個ありますか。
⑵このような整数すべての平均を求めなさい。
⑶このような4けたの整数のうち、47の倍数をすべて求めなさい。
紙と鉛筆を持ち出して真剣に考え、⑴と⑵は解けました。
そして、⑶は、「今年は2021年だから、大抵こういう数字が答えになるもんだ」と高を括って2021を47で割ってみると・・、
やっぱりね、割り切れました(ドヤ顏)。
設問の冒頭に表示しちゃったりして、なんてことないなと思いつつ、先に進みます。
えーと、最初の2つの数字があとの数字より小さい場合、例えば2021なんかは「100a+a+1」と置き換えられるから、即ち、これが47の倍数になればいいわけで、ん??ありゃりゃ・・・・。
結局ほかの値は、分かりませんでした・・。
すべて求めよ、ですから解がひとつであるはずがありません。
正しくは、2021を含めて、全部で4つあるのだそうです。
小学6年生が挑む問題、なかなか侮れませんね・・。