175 無妄之福

今年2月頃、ドラッグストアの店頭からマスクが消えました。
深刻な品薄が長期化する中、家電メーカーのシャープがマスクの生産に参入しました。

信頼できる日本企業が、液晶パネルも生産できる国内のクリーンルームで製造するとあって、発売当初から大きな注目を集めました。

因みに、第1回抽選販売の当選倍率は107倍。
その後も人気は衰えず、第11回目の抽選で倍率がはじめて100倍を切ったそうです。
86,000箱の販売に対して、応募総数が8,515,139人でしたので、正確には99.013倍です。

そして、
なんと、
その99倍に、
当選しました(゚Д゚)

随分狭い門を通過できたものです。

当選を知らせるメールが届いたとき、個人的にはマスク不足は解消していましたので、格別嬉しいという感じではありませんでしたが、考えてみれば99人に1人の確率です。

購入を辞退することもできるのですが、この強運を無駄にしてはバチが当たる思い、早速支払い手続きを済ませたところ、先日商品が届きました。

私は、元々クジ運が強い方ではありません。
少なくとも自身の認識はそうでした。

しかし、よくよく思い返すと、過去に特大ホームランを2発、かっ飛ばしています。

ひとつは、2年前、ある夏のイベントの抽選会でのこと。
サマーフェスタと銘打ったそのイベントで、私は焼売と春巻の販売員を務めていました。
そろそろ抽選会が始まるというとき、近くの女性スタッフに半券を委ね、私は売り場に残りました。

「ヤマダさーん!大変、大変!当たったよ〜!!!」

焼売そっちのけで抽選会場へ行くと、1等の箱根宿泊ペアチケットが当たったとのこと。
その確率は、およそ300分の1くらいと思います。
ところが、私の立場はイベントの手伝いに駆り出された、言わば「関係者」。
抽選会の司会をしていた親しいスタッフから「もちろん辞退だよね」と強要され、「パワハラで訴える!」と笑いながら壇上から降り、代わりの景品として麦わら帽子をいただきました。

もうひとつは、かれこれ7〜8年前、ジャイアンツの試合を観戦していたときのことです。

東京ドームでは試合の途中、スポンサーの佐藤製薬が、スーパーバズーカ企画を行っています。
これは、サトちゃんとジャビット君が、カートから「サトちゃんTシャツ」をバズーカで客席にプレゼントするのです。
3塁側内野席に座っていた私は、そのTシャツを見事にキャッチしました。

内外野で行われているのか、1試合で何発のバズーカが発射されるのかなど、詳しいことは承知していませんが、仮に10回発射されたとして、満員の東京ドームの観客数4万人を分母にすると、実に4,000分の1です。

獲ってやる!とムキになったのではなく、来たかな?と思って伸ばした左手に、まるでスローモーションのようにすっぽり収まりました。
周囲の方々から祝福の拍手をいただき、ちょっと照れくさかった記憶があります。
夏になるとパジャマ代わりに着用しているのでだいぶ傷んでいますが、非売品ですし、ここでしか手に入らない貴重品です。

幸運が舞い込むのは無欲なとき、なのかも知れません。

 

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