数多くの天神様を参拝させていただいた話の続きです。
天神様巡りは、セガレの入試合格祈願という、非常に明確な目的がありました。
従って、拝殿で手を合わせてご祈願することは、どこに行っても同じでした。
逆に言えば、東京近郊だけでも23ヵ所で同じ祈願をさせていただいた訳です。
ところ変わっても、神々が鎮まるその場所は、私をいつも落ち着かせてくれました。
参拝させていただいた天満宮は、すべて忘れ得ぬ存在になっています。
西新宿の成子天神社は、拝殿のすぐ左側に立派な高層マンションが建っています。
買い物帰りの主婦が、拝殿に一礼してから、マンションのエントランスに消えていきました。
天神様のお膝元で健やかに日々を過ごす・・・・。
将来、こんな環境で生活してみたいなあと、羨ましく思いました。
因みに、ここは御朱印も特徴的。
力強い墨が、隣のページや裏面を汚すこと必至です(笑)。
横浜の岡村天満宮は、人気デュオ・ゆずの出身地・横浜市磯子区岡村町に鎮座しています。
この神社は、ゆずが路上ライブをしている様子を描いた大きな壁画があることで有名です。
タテ2.7m、ヨコ5.4mのこの巨大壁画は、元々伊勢佐木町の松坂屋に設置されていましたが、店舗の閉鎖に伴い、ファンの存続の声に応える形で、ふたりの地元に移設されました。
正直、あまり本人たちには似ていませんが・・・・。
鎌倉の荏柄天神社は、鎌倉駅から徒歩20分ほどの住宅地にあります。
鶴岡八幡宮からは徒歩10分ほどですが、観光客の姿はさほど多くありません。
ここでは、前日までに申し込むと、受験当日、早朝祈祷をしていただけます。
受験当日の早朝・・・・。なんて有難いことでしょう。
「大神様のご祈願を受けているのだ」と感じて迎える試験の朝は、正に勇気百倍ですね。
調布の布多天神社では、参拝の記念にえんぴつを購入しました。
学業成就、進学祈願、祈合格と書かれたケースに入っている鉛筆には、こう刻まれています。
「朝に希望 昼に努力 夕に感謝」
・・・・心に染みます。
合格えんぴつは、ほかでも購入しました。
セガレの机の引き出しには、今もたくさん残っています。
北野天満宮、太宰府天満宮、湯島天満宮、荏柄天神社、布多天神社。
シャープペンしか使わなくなったセガレに代わり、私が譲り受けようと思っています。
【余談】
某神社の一之鳥居脇の民家で、「菅原」という表札を見かけたことがあります。
天神様のとなりに住んでいる菅原さん。
神職の方なのか・・・・、ちょっとお目に掛かってみたい気がします。