10年以上、海外旅行をしていません。
パスポートもとうに期限が切れてしまいました。
最後の海外は、家族で行ったハワイ旅行です。
30年前、新婚旅行に行ったのもハワイでした。
青い海、温暖な気候、豊かな自然、美しいゴルフ場など、ハワイは魅力に溢れた島ですね。
ハンバーガー、パンケーキ、ロコモコ、ガーリックシュリンプ、エッグベネディクトなど、食事も垂涎ものです。
先日、何故か突然ハワイ気分を味わいたくなり、ふっと横浜に行ってまいりました。
まずは、横浜ベイクォーターのアイランドヴィンテージコーヒーへ。
目当てはもちろん、アサイーボウルです。
表参道店や台場店よりも早い、朝9:00開店は早起きの私には有難いです。
9:30過ぎに到着すると、既に席の半分は埋まっていました。
久しぶりのアサイーボウルは、予感していたワクワクを越える美味しさでした。
真冬の朝にも拘わらず、温かい紅茶に守られて、冷たいアサイーは胃袋にスイスイ入っていきました。
その後、横浜ワールドポーターズのLeonard’sへ移動し、マラサダを2種類(プレーンとカスタード)いただきました。
出来たてはふわふわで、とても幸せなひとときとなりました。
また、家族へのお土産に、5個テイクアウトしました。
画像はありませんが、ピンク色の箱がキュートでした。
最後はクイーンズタワーのEggs’n Thingsでパンケーキを食べて完結! と目論んでいたのですが、胃袋に余裕がなく、断念しました。
話は戻りますが、先のLeonard’sで列に並んでいたとき、前にいたカップルの青年が、私の小銭入れから落ちた50円玉を拾ってくれました(どうもありがとう)。
落としたことに気付かぬ年寄りと、他人が落とした小銭を拾ってくれる若者・・。
(ついでに上の写真、左のドーナツは天地逆)
あー、横浜で遊んでいた頃は若者側の立場だったのに・・と、時の流れを憂いたりもしました。
「横浜で遊んでいた頃」とは、大学時代です。
横浜市内の大学に通学していた私は、青春ど真ん中の4年間を横浜で過ごしました。
当時の横浜駅は、西口だけが栄えていた、といっても過言ではないと思います。
高島屋や三越、相鉄ジョイナスなどがあって、とても賑わっていました。
一方、東口には、そごうもルミネもポルタもまだありませんでした。
ですから、大学生の一大イベント「合コン」も、西口で行うのが常でした。
マッチングアプリなんて影も形もない時代、楽しいはずの合コンで、私には非常に面倒な任務がありました。
ひとりで帰すのは危なそうな輩、即ち酒でつぶれてしまった者を、唯一のシラフである下戸の私が車で送らねばならないのです。
まず、合コン終了予定時間の30分以上前に店を出ます(盛り上がる会場からひとりで退散するのです)。
その際、車を持っている仲間から、キーを預かります。
そして、電車で仲間の下宿へ行き、車を運転して西口へ戻り、酩酊した者を乗せるのです。
合コンの特性上、初めて会う人も多いわけで、運が悪いと深夜に長距離ドライブを強いられることもありました。
ある時、ちょっと気になっていた女性が「酩酊リスト入り」しました。
全部で3人の酔っ払いを乗せ、送りとどける順序を巧妙に企て、2人きりになった車内で「さーて、なんて言おうかな・・」とシラフのアタマをフル回転させていると、
「アタシ、酒の弱いオトコの人ってダメなのよね。面白くないもん。」
車で送ってもらったお礼を述べるところじゃないのかー! ちくしょー覚えてろよ! とひとり泣きながらアクセルを踏んで帰ったこともありました(ちょっと盛りすぎか)。
「ヤマダくん、この間は自宅まで送ってくれてありがとう!」
後日、その女性から、いけしゃあしゃあと言われました。
こんなバカにされるくらいなら、合コンなんか二度と参加するものか! と意を決したりするのですが、少しすると、またいつものように酒に呑まれた前後不覚の者たちを車で送るのでした。
へべれけ状態を経験したことのない私は、酔っ払いっていいよなあ・・と思います。
一度でいいから「酔っていたから覚えていない」と言い訳してみたいです。
そして、こういう辱めに遭うたび、下戸はちょっとずつ卑屈になるんだよなあと思ったりするのです。