141 一念発起

漢検(日本漢字能力検定)に初めて臨んだのは、セガレが小学生の時でした。
受検したのは準2級。
7割解ければ合格でしたし、これでも文字を生業とする身ですので、難なく合格を勝ち取ることができました。

しかし、その後に挑戦した2級は、そう簡単ではありませんでした。
問題の難易度が上がるだけでなく、8割の正答率が求められるからです。
この1割、即ち20点が、大きな壁となりました。
毎日テキストと向き合ったというほどではありませんが、傾向と対策をそこそこ練った結果、175点で合格を果たしました。

あれから5年。

次なるステージは準1級ということになるのですが、正直言うと、逃げ続けてきました。
問題の難しさに、尻込みしていたのです。

2級と準1級の難易度の差は、準2級と2級の差の比ではありません。
受検するには、それなりの覚悟が必要です。

しかし、今年の7月上旬、漢検準1級にチャレンジする決意を固めました。

こっそり始めると、人知れず辞めることもできるので、グループラインで仲間に宣言し、引っ込みがつかないようにしました。

一度は諦めた準1級。

擾、鼎、禦、翫、苒、閏、豎・・。
私にとって、初めて見る漢字が頻出します。
読むことさえままなりません・・。

犬牙相制、中原逐鹿、彫氷画脂、蓋棺事定、只管打坐、繋風捕影・・。
四文字熟語も難しいので、3冊の単語帳にびっしり書き込み、日々睨めっこしています。

そういえば、最近、単語帳はアプリに姿を変えているそうです。
ここでもペーパーレス。
ちょっとイヤですね。

そして、3週間ほど前、対策はまだまだ中途でしたが、実力を把握するために過去問を解いてみました。
ネットにも掲載されている、昨年出題された問題です。

結果は、114点でした。
あと46点足りません・・。

しかし、その後も勉強を積み重ねていくと、少しずつ点数が伴ってきました。
先週末には、やや易しい部類の模擬テストで162点を取ることができました。

さりとて、準一級試験の合格率を見ると、かなり厳しい数字が並んでいます。
2015年から2017年までの結果は以下の通りです。

2015年度 第1回  14.8%
2015年度 第2回  9.0%
2015年度 第3回  12.8%

2016年度 第1回  25.1%
2016年度 第2回  15.5%
2016年度 第3回  15.9%

2017年度 第1回 16.3%
2017年度 第2回  22.6%
2017年度 第3回  9.2%

最高でも4人に1人。
平均15.7%ですから、6人に1人です。
文字通り狭き門です。

サイトで調べてみると、模擬テストで9割以上正解できるようにしておかないと、合格は覚束ないとのこと・・。
まだまだ努力が必要です。

ただ、何歳になっても「知らないことを知る」のは楽しいですね。
人間は死ぬまで勉強だ、という言葉は、正に的確だ思います。

最近は、漢検の勉強が、少し楽しくなってきました。
5年間も避けていたことを後悔するとともに、新しいことに挑戦できる幸せを感じています。

私の尊敬する大先輩の言葉「頑張らないけど諦めない」を思い出しつつ、ちょうど1ヶ月後の試験に向けて、楽しく勉強していきたいと思っています。

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