178 新涼灯火

今年は本を読む時間が多くなりました。
言わずもがな、新型コロナウイルスの影響で、自宅で過ごす時間が増えたからです。

元々ノンフィクションばかり読んでいましたが、ひょんなことから「おいしくて泣くとき(森沢明夫著)」という小説を読んで以来、ハートフルな小説に嵌ってしまいました。
コロナのせいで日々ギスギスし、知らず知らずに心が疲弊していたのでしょうか。
今年の夏は、小説を読み漁りました。
「流浪の月(凪良ゆう著)」と「ひこばえ(上下巻、重松清著)」が特に印象に残っています。

それから、本を探すにあたり、アプリを使い始めました。
「honto with」というアプリで、丸善、ジュンク堂、文教堂の店頭在庫を調べることができ、取り置きやお取り寄せも可能です。
新刊のチェックもできますし、幅広く本の検索ができるので重宝しています。

とはいえ、実際に書店を歩いて本を探す楽しみは捨てがたいので、アプリは上手に併用していきたいと思っています。

小説を読む日が続きましたが、じわじわと生来のノンフィクション好きが再び頭をもたげてきました。

早速アプリで検索してみると、ふむふむ・・。

森友事件の公文書改ざんの本、少女たちが見た長崎原爆の本、原発事故と闘った医師たちの本、新型コロナへの政府の初期対応を批判した本、未解決事件を扱った本などを早速購入しました。

さらに、読書をより楽しくするアイテムも用意しました。

ひとつは「読書灯」です。
夜、布団に入ったあと、手元を照らすために購入しました。
わずか2,000円程でしたが、LEDなので想像以上に明るくて驚きました。

もうひとつは、読書専用のメガネです。
目の老化が止まらないため、快適に本が読みたい一心で、少々度の強いシニアグラス(老眼鏡とは敢えて呼ばず・・)を作りました。
スポーティな外観が斬新でオシャレで、TPOをわきまえていない感じが気に入っています。

「新涼灯火」
秋の初めの涼しくなり始めたころは、明かりの下で読書をするのにふさわしい時期。

穏やかな気候の下、カフェのテラスでの読書は、下戸の私にとって至福の時です。
コロナ対策を十分講じたうえで、外で過ごす時間も少しずつ増やしていけたらと思っています。

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