先週末、大丸に用事があり、東京駅八重洲パーキング西駐車場に車を停めました。
そして、地下街に上がってくるとすぐ、若い外国人の男性に突然声を掛けられました。
その男性は、地図を私に差し出し、八重洲中央口の先にあるインフォメーションセンターに行きたいと訴えました。
さほど急いでいなかったこともあり、道案内役をすることにしました。
というか、言葉では説明ができなかった、というのが正解です・・。
“OK! I will take you to the Information Center.”
英語が流暢でないことを隠すため、不自然なほど明るく、そう言いました。
スリムで端正な顔立ちをしたインド系とおぼしき青年は、小さく微笑んでいました。
目的地を目指しながら思いました。この青年は旅行者なのかなあ、と。
スーツケースのような大きなバッグは持っていないけど・・。
これもひとつの出会いです。いろいろ聞いてみたいと思いました。
ひとり旅行で来たの?
日本に来たのは初めて?
好きな日本食はあるの? などなど。
しかし、実際に聞くことができたのは、
“Where are you from?” だけ。
あとは、黙ってひたすら歩きました・・。
残念ですね、英語ができないと・・。
コミュニケーションをとることができたら、もっと楽しい時間だったのに、と思います。
でも、無事目的地に着くと、彼は笑って握手を求めてきました。
“Have a nice day. Enjoy Tokyo! ”
私はそう言って、握手をし、肩を叩いて別れました。
とてもシャイで寡黙な印象の男性でした。
見知らぬ街で迷い、ナーバスになっていたのかも知れませんね。
因みに「どこから来たの?」という私の質問への答えは、
“Sri Lanka”
でした。
しかも、1回では聞き取れず、“Excuse me?” なんて聞き返してしまいました。
まずは、NHKラジオの基礎英語でも聞きましょうかね・・。
追伸:
白首窮経は「はくしゅきゅうけい」と読みます。
白首は白髪頭、転じて老人。窮経は儒教の経書を究めること。
即ち、年を取るまで、学問に励むことの意です。
肝に銘じたいと思います。