季節」カテゴリーアーカイブ

091 忙裡偸閑

ちょっとハードだった週末が終わりました。

一昨日の金曜日夜・・・・、
19時から定期刊行物の編集会議があり、終わったのは22時ちょっと前。
土曜日は早朝3時50分に起床し、館山で行われたお客さんのゴルフコンペに参加。
プレイ後は、毎年お借りしている某企業の研修所へ全員で宿泊。夜は表彰式&宴会。
日曜朝、大半のメンバーが疲労と酒の影響で爆睡中の午前5時、館山を出発して会社へ・・・・。

充実感たっぷりの週末でした。
正直疲労感もありましたが、気合いを入れて取り組むと、予定よりも早く仕事が片付きました。
そこで、念のため用意していたカメラを手に、浅草へ出向くことにしました。

目的は羽子板市です。
浅草寺の境内で、毎年この時期に開催されているようですが、私は初めて訪れました。

予想はしていたものの、仲見世通りは思うように歩けないほどの混雑でした。
やはり、外国人の姿が目立っていました。

人波に飲まれながら仲見世通りから宝蔵門を過ぎると、羽子板を扱う露天が見えてきました。
たくさんの露天の前は、どこも人であふれていました。

あちこち見て回るうち、多くの店で、正札が表示されていないことに気付きました。
私のように不慣れな者が買うには、ややハードルが高いかな・・とも思ったのですが、どのお店の人たちも、とても親切に接客していました。
日本の年末らしい、風情ある光景に、すっかり疲れも忘れてしまいました。
こういった風物詩は、いつまでも続いて欲しいものです。

羽子板市

072 遺風残香

今日は土用の丑の日、ウナギを食べることで有名な日です。
そもそも土用って何だろうと、ふと疑問に思いました。

調べてみると、「土用」とは、立春、立夏、立秋、立冬の前、約18日の期間を指すそうです。
即ち、今は土用というと一般的に夏を指しますが、本当は四季全てに存在するのです。

因みに、今年の立秋は8月7日なので、7月19日~8月6日が夏の土用となります。
この18日間の中で、12日周期で割り当てられている十二支のうち丑の日に該当する日、この日が「土用の丑の日」になるのだそうです。

今年は7月30日だけですが、18÷12=1.5なので、土用の丑の日は1度だけと決まってはいません。
並び具合によっては、土用のはじめと終わりに2度丑の日が来る訳です。
一の丑、二の丑と区別して呼ばれるのだそうです。

夏バテ防止のためにウナギを食べるという習慣が定着したのは、江戸時代中後期になってから。
売り上げ不振に悩んだウナギ屋から相談を受けた平賀源内が、「今日は土用の丑の日」と書いた張り紙を出して宣伝したところ、店が繁盛したと言われています(諸説あり)。
当時は、丑の日にちなんで「う」から始まる食べ物を摂るとカラダに良いとの言い伝えがあり、ウナギが合致したと考えられます。

ウナギは夏が旬だと思っている人、多いのではないでしょうか。
私もその一人でした・・。
天然ウナギは、秋から冬にかけてが、旬なのだそうです。

それから「土曜の丑の日」は間違いです、なんて漢字の問題、ありそうですね。
因みに、今年に限っては、まんざら間違いではないような気もしますが・・。

066 乾坤一擲

先週末、またまたひとりで京都に行ってまいりました。
今回のテーマは「京都の天満宮巡り」です。

セガレの中学受験合格を祈念し、昨年、北野天満宮さんを訪れました。
そして、志望校の合格をいただいた後、お礼参りに伺いました。
その時、ほかの天神様もいつかは参拝したいと思い、ようやく先週末に実現した次第です。

私は京都に行くと、まずは決まったルーチンに則って行動します。
最初にお参りするのは、セガレを授けてくださった上徳寺さん。
そして次に、商売繁盛の伏見稲荷大社をお参りする。
この2箇所の参拝を済ましてから、ほかの寺社へ向かうことにしています。

さて、今回、その2箇所を参拝した後に訪れたのは、藤森神社(ふじのもりじんじゃ)です。
ここは、三室戸寺や三千院等と並んで、京都屈指の紫陽花の名所として知られています。
天神様がテーマの旅だったのですが、どうしても紫陽花を見学したくて、行程に入れました。

藤森神社01

下の御朱印は、この時期限定で授与していただけます。
また、淡い紫色のオリジナル御朱印帳もお薦めです。
紫陽花色に、銀の箔押しが大変美しく、センスの良い仕上がりです。

藤森神社04藤森神社御朱印帳

ここ藤森神社は、約1800年前に、神功皇后によって創建された由緒正しき古社です。
菖蒲の節句発祥の神社としても知られ、今日では勝運と馬の神様として篤い信仰を集めており競馬関係者や競馬ファンが多く参拝することでも有名です。
「菖蒲」が「勝負」に転換したのでしょうか・・。

藤森神社03

参集殿の前には、こんな外観をした飲料の自動販売機がありました。
何も知らずにお金を入れ、お茶のボタンを押すと、

「ヒヒーン!」

馬の鳴き声が聞こえたかと思ったら、

「パンパカパーン、パンパンパンパンパカパーン!!」

ファンファーレが鳴りました。

いくら馬の神様とはいえ、これは関西のノリですね。
因みに、ダイドードリンコの自動販売機でした。
また、出てきたペットボトルのお茶は、フツーの商品でした。

それから、こんな案内板もありました。
第一鳥居をくぐってまもなくこの標識を見た時、一瞬、どっちを歩くべきか迷いました(笑)。

藤森神社02

馬の神様に掛けた有名なお守り「うまくいく御守」も買いました。
ん?
明日は宝塚記念だぞ・・。
勝負か・・?

062 万世不刊

急ぎの仕事を片付けるため、昨日は朝7:30に出社しました。
昼には一段落したので、カフェでブログを書きながら昼食を済ませたのですが、青空に誘われ、葛飾八幡宮へ寄り道することにしました。

千葉県市川市にある同社は、寛平年間(889〜898年)に京都の石清水八幡宮を勧請して
建立したと伝えられています。そう、先日念願の参拝が叶った、あの石清水八幡宮です。

ここに惹かれたのは、樹齢1,200年とも言われる大銀杏の存在です。
多数の樹幹が寄り集まって、あたかも根元から1本の大樹が伸びているように見えることから、「千本公孫樹」と名付けられたこの御神木。
実際目の当たりにしてみると、天然記念物に相応しい、想像以上の大木でした。
秋になって葉が色付くと、また違った姿を見せてくれるのでしょう。

千本公孫樹

ところで、「千本公孫樹」の読み、わかりますか?
「千本」はそのまんま「せんぼん」です。

問題は「公孫樹」・・。
当たり前ですが「こうそんじゅ」ではありません。

これで「いちょう」と読むのだそうです。
そりゃないだろ!とスマホに入力してみると、普通に変換されました(^_^;)。
ワタクシ、「銀杏」以外の「いちょう」は「胃腸」しか知りませんでした。

調べてみると・・・・、

「銀杏」は、実の形がアンズに似て殻が銀白であることに由来し、「公孫樹」は、植樹した後、孫の代になって実が食べられると意味による。

のだそうです。(語源由来辞典より http://gogen-allguide.com/)
まだまだ勉強が足りません・・。漢字は奥が深いです。

なお、葛飾八幡宮の千本公孫樹は、オリジナル御朱印帳の表紙にも描かれています。
紺の地色に金の刺繍が映える、大変綺麗なこの御朱印帳は、社務所にて1,000円で購入できます。

葛飾八幡宮御朱印帳

061 悔悟奮発

今朝、家族と亀戸天神へ出向きました。
ここは関東の三大天神様のひとつで、2月には梅の花を愛でることができますが、東京一の藤の名所としても広く知られていて、この時期多くの人で賑わいます。

藤まつり

今日ここを訪れたのは、先月届いたハガキがきっかけです。
昨年7月にセガレの受験合格祈願で参拝した際、藤の花の育成基金に1口だけ協力したところ、4月16日〜5月5日の藤まつりの期間中、社殿にてご祈祷いただけるとのご案内が届いたのです。

亀戸天神では、通常ご本殿でご祈祷をお願いする場合は、5,000円以上の祈願料が必要です。
しかし、お納めした協力金はわずか1口、3,000円・・・・。
申し訳ないという気持ちもありましたが、ご本殿に上がる機会はそう多くはありません。
まして、祀られているのは学問の神様・菅原道真公です。
ご厚情に感謝しつつ、セガレの合格御礼も兼ねて、家族で訪れました。

受付でハガキをお渡しすると、若い男性の神職の方が気持ちよく出迎えて下さり、白い装束をお借りして、ご本殿に上がりました。
そして、約15分ほどのご祈祷の後、お神酒を受け、おさがりを頂戴しました。

やっぱり、いいですね。
心が洗われるような、敬虔な気分になることができました。

帰り際に御朱印もいただきました。
藤まつりの押印がある、期間限定の御朱印です。

亀戸天神藤まつり御朱印

また、ここは、若き日に絵馬に不適切な文言を書くという愚行を犯した地でもあります。
そして、タイトルの「悔悟奮発」は失敗や誤りを悔い、挽回しようと奮い立つことです。
私の神社巡りは、悔い改める思いを伝える巡礼でもあります・・。

048 加持祈祷

本日、京都へひとり旅に行ってまいりました。
一昨年11月、昨年1月についで今回が3度目の「ひとり京都」です。

今回の主たる目的は、息子の中学受験合格祈願です。
当初、試験前に京都を訪問するのは無理だろうと思っていましたが、カミさんに背中を押され、急遽向かうこととなりました。

東京駅から、のぞみ号の始発に乗り、8時過ぎに京都へ着きました。
東京と同様、京都も陽射しが暖かい新春でした。

まず、息子を授けてくださった上徳寺さんには元気で試験に臨めるようお願いし、その後、伏見稲荷大社さんで商売繁盛を祈念しました。

北野天満宮さんへは10時少し前に到着しました。
それでも、既に多くの参拝客が訪れていました。
この時期ですから、その大半は、受験生なのでしょうね。

絵馬を奉納するにもかなりの行列でした。
すると、私の後ろに並んでいた老夫婦の会話が耳に入ってきました。
(実際は京都弁での会話でしたが、正確に再現できませんので、東京下町語に訳します)

「おい、絵馬にどう書いたんだ?」
「志望校に合格できますように、としか書けないわよ。どこに行きたいのか知らないもの。」
「なんだ、確認してないのか。じゃ、京大と阪大って書いておけ!」
「だめよ、そんな適当なこと書いちゃ・・。」

きっと、お孫さんのために参拝に来たのでしょう。
微笑ましいというか、ちょっと乱暴なご祈祷ですね(笑)。

そして、すべての参拝が終わったあと、境内で出張販売していた長五郎餅2個入りを買いました。
おやつ代わりになるかな、と思った次第です。

もちろん、御朱印もいただきました。
正月期間は、混雑のため書き置きでの対応でしたが、正月限定の「慶春」と書かれた御朱印をいただくことができました。

狙っていた御朱印帳も2冊購入できました。
どちらも昨秋に発売が開始された新製品で、そのうち1冊は、表紙が木製です。
宝物がまたひとつ増えました。

境内では、温かい陽気に誘われて、梅が一部咲いていました。
受験の前に、梅の花を見ることができて、幸先良い気分になりました。

北野天満宮の梅(2016年1月10日)

北野天満宮の梅(2016年1月10日)

青い空とのコントラストがあまりにキレイで、しばし見とれてしまいましたが、気づくと、予定よりも行程がだいぶ遅れていました。

仕方なく、予定していたランチをパスして、次なる目的地へ向かいました。

そして・・、
結局・・・、
今回のひとり旅の昼食は、長五郎餅をふたつ、途中のお寺のベンチで頬張っただけ、という事態になってしまいました。

でも、買っておいてよかった・・。

047 謹賀新年

あけましておめでとうございます。
2016年が皆さんにとって、実り多い年となりますよう、祈念いたします。

さて、弊社の住所は江東区平野です。
かつて貯木場として有名だった江東区木場に接しています。
材木業者の大半は新木場に移転しましたが、現在もなお、一部にその面影を残しています。

突然ですが、「木場の角乗」って、聞いたことありませんか?
これは、木場で働く筏師が鳶口一つで太く大きな丸太を自由に操り、筏を組む仕事の中から生まれた民俗芸能です。
水に浮かぶ角材を自由に操る見事な技は、江東区民祭りで見ることができます。
毎年10月に開催されていますので、貯木場の故地である木場公園へ、ぜひ足をお運び下さい。

さて、ここで木場の歴史をご紹介しましょう。

江戸時代はじめ、材木は日本橋あたりの河岸に置かれていました。
しかし、寛永18年(1641年)の火事を契機に、木置場が深川に移ります。
はじめは、現在の江東区佐賀・福住一帯に設けられました。
その後、元禄12年(1699年)この地域は御用地とされ、
代わりに現在の木場一帯があてられました。

(木場町と命名されたのは、元禄16年(1703年)のことです。)
ところが整備が進まず、猿江に一時移ります(現在の猿江恩賜公園一帯)。
木場に再移転したのは、元禄14年(1701年)でした。
そして、昭和48年から材木業者は新木場へ移転を開始し、
木場は木材流通の中心地としての役割を終えました。

さて、下の写真をご覧下さい。
弊社近くの深川資料館通り商店街にある、善徳寺北側の正月飾りの写真です。

IMG_4730のコピー

深川に材木商や材木置場があった頃は、このような飾り付けがあちこちで見られたそうです。
そういえば、今オールプレス・ロースタリー&カフェがある場所も元は材木屋さんで、このような正月飾りで有名なスポットでした。

来年の干支がカラフルに描かれた横には、こんな文章が書かれています。

 新春を寿ぎ
 新しい年が
 輝かしい
 発展の年と
 なりますよう
 あなたに逢えて良かった
   深川資料館通り商店街協同組合
   協力 株式会社多田銘木店

また、弊社付近はお正月期間は深川七福神めぐりで賑やかになります。
毎年元日から1月15日の8時から17時まではご開帳期間なので、色紙と笹・鈴の授与があります。
(善徳寺さん脇の正月飾りも1月15日頃まで設置されているはずです。)

今年は三が日の天気予報も良好のようですから、ぜひ、東京の下町に足をお運びください。

002 時機到来

昨日、プロ野球が開幕しましたね。我が家では夫婦揃ってジャイアンツファンです。
ファンクラブの会員でもあります。
昨年は東京ドームに一度しか観戦に行けませんでしたが、今年はもう少し足を運びたいものです。

さて、新聞等で「球春」という言葉をよく目にします。

これ、私のMACでは変換できません(ATOK使用)。

新聞の見出しにもよく見かける言葉ですが、どういう意味なのか調べたところ、
「プロ野球が、キャンプやオープン戦を手始めに開始される春の時期」とありました(goo辞書)。

ってことは、今頃を表す言葉ではなくて、一ヶ月くらい前を指しているんですね・・。
勉強になりました・・。

ジャイアンツは10年振りにタイガースとの「伝統の一戦」で開幕を迎えました。
昨日は逆転勝利。
今日は5回を終わって1点ビハインドだけど、2戦連続逆転勝利!にならないかなあ・・。
あっ、6回裏、先頭打者ロペスがツーベース。

PC閉じて、応援しようっと。