084 九鼎大呂

「みんな!ニューヨークへ行きたいかーっ!!」

このフレーズを記憶している方は多いと思います。
昭和50年代から平成の初頭にかけて日本テレビで放送された、アメリカ横断ウルトラクイズで司会を務めていた福留功男アナの有名な絶叫です。

この番組で象徴的な存在だったのは、ニューヨークの自由の女神でしょう。
予選から続く壮大なクイズの決勝戦を、ニューヨークで開催することで有名でしたね。

自由の女神像は、ニューヨークのリバティ島に建っています。
正式名称を「Liberty Enlightening the World」と言うのだそうです。
直訳すると「世界を照らす自由」でしょうか。
学生の頃、自由の女神=Statue of Liberty と学んだ記憶があります・・・・。
若干腑に落ちませんが、まあ、良しとしましょう。

この像は、1986年、アメリカ合衆国独立100周年を記念して、フランスから寄贈されました。
右手には松明(たいまつ)を、左手には独立宣言書を持っています。
高さは約48メートル、重量が約225トン。
奈良・東大寺の大仏さんの座高が約15メートルですから、高さは3倍以上になります。

1984年には世界遺産にも登録され、アメリカの自由と民主主義の象徴であるこの像ですが、9.11の同時多発テロ事件の後、テロの標的になることを懸念し、展望台が閉鎖されました。
現在は、多少の規制が敷かれてはいるものの、立ち入りができるようになっています。
世界屈指の観光地ですから、妙な心配をせずに、多くの人が楽しめる場所であって欲しいですね。

ところで、東京にも自由の女神像があるのをご存じですか?
場所はお台場です。

「日本におけるフランス年」を記念して、セーヌ川の中洲シーニュ島にある「自由の女神像」が平成10年4月から翌年1月までの間、お台場海浜公園に設置されました。
その優美な姿が非常に好評だったため、像の返却後もレプリカの作成を望む声が強まりました。
そして、パリ市からの正式に認可を受けた後、フランスに帰った女神像から直接型取りして制作、平成12年12月に除幕されました。
 

自由の女神

上の写真は、今年8月にお台場で撮影したものです。
こうして見ると、異国情緒も感じられます。
レインボーブリッジを背景にした夜景もおすすめです。
まだ、見たことのない方は、ぜひ訪れてはいかがでしょうか。

【余談】
因みに、第11回アメリカ横断ウルトラクイズの優勝者は稲川さんという25歳の男性でしたが、凸版印刷株式会社の社員だったとか。
ん〜、やるな、印刷屋・・・・。

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