085 暗闘反目

「スタバはなくてもスナバ(砂場)がある」

当時、47都道府県で唯一、スタバの店舗がなかった鳥取県・平井知事の名文句です。
この発言は、流行語大賞にもノミネートされ、マスコミで広く取り上げられましたね。

その後、地元の業者が「すなば珈琲」という店舗を本当にオープンさせたそうですから、県知事の発言は多大な影響を及ぼしたといえましょう。

さて、スターバックスコーヒーは、言わずと知れたシアトル生まれのコーヒー店です。
1971年創立ですから、45年前になりますね。

日本初上陸は1996年(平成8年)。
場所は、東京・銀座でした。

それから2年半の間に、100店舗を展開するなど順調に推移し、今日(2016年11月13日)現在、東京都内に約300店舗、千代田区だけでも40店舗もあるようです。
最近は、駅の構内や高速道路のサービスエリアなど、至る所で目にしますね。

その一方、東京23区内でスタバ空白地域が2つあるのだそうです。
荒川区と江戸川区です。
ネット上では、どちらが「都内唯一」として取り残されるのか、なんて議論もあるようで、誘致に積極的な江戸川区に対して静かな荒川区、という評判もあるそうです。

そして、その対決に決着がつきました!
11月16日にシャポー小岩店がOPENする、とスタバ公式サイトに掲載されたのです。
すなわち、荒川区がスタバ空白最後の区になってしまった訳です。

私個人的には、日暮里か西日暮里あたりに開店して荒川区の勝ち、と予想していました。
なんせ山手線の駅ですから。

暗闘反目などと無責任なタイトルを付けましたが、別に両区が店舗の誘致を巡って争っていた訳ではないですから、荒川区には敗北意識もないと思います。
逆に、鳥取県知事のようなおおらかな受け止め方がいいのかも知れません。
ひょっとすると「すなば珈琲が荒川区内に東京初出店!」なんてことになるかも知れませんから。

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