031 今昔之感

今朝、電車に乗って千葉駅を目指しました。
目的は、千葉神社と千葉縣護国神社の参拝です。
最近ウォーキングをサボっていて、顕著な運動不足に陥っていたため、散歩も兼ねて、千葉駅近くの2つの神社を参拝しようと思い立ったのです。

千葉駅に9時少し前に到着して、いきなりコーヒーブレイク。
そして、ここから頼りはスマホのGoogle Map。
これは便利ですね。

千葉駅を出発してから、迷うことなく10分ほどで千葉神社に着きました。
八重桜がとてもキレイでした。

千葉神社DSC01654

千葉神社は、西暦1000(長保2)年の創建という歴史ある神社です。
1945(昭和20)年七夕の空襲でそのほとんどを焼失してしまいましたが、平成の大造営により、平成2年に社殿が竣工されました。

その境内に、菅原道真公を祀っている千葉天神という摂社がありました。
摂社と呼ぶには、大層立派な構えをしています。
御朱印をいただきながら、息子の受験成就を祈念して絵馬を奉納しました。

千葉神社DSC01664

その後に向かったのは千葉縣護国神社。
やはりスマホに連れっていってもらいました。
徒歩15分くらい要したでしょうか。千葉公園の入口と並んで第一鳥居が見えました。

参拝を終え、御朱印をいただこうと社務所に出向きました。
すると、社務所の前に、一通の手紙が紹介されていました。

終戦後、南の島で捕虜となった若者が、故郷の親族に宛てた手紙でした。

青森県出身で29歳のこの若者は、自らの命が消されようとしているにも関わらず、敗戦した国の復興と、郷里の家族の身上を案じていました。
「一足先に永遠の庭へ心静かに旅立ちます。」と家族宛てに記したのは昭和23年2月17日。
そして、昭和23年4月8日、セレベス島メナドにて法務死とありました。

その手紙は遺詠で締められています。

  国破れ捕はれの身となりつれど 天地の神に恥づる事なし

若者の心中はいかばかりか、私には忖度することすらできません。
今年は終戦から70年の節目の年です。
日本人として、もう一度戦争について考えるときかも知れません。

千葉縣護国神社御朱印DSC01663

 

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