トイレットペーパーの先端が、三角に折られているのをたまに見かけます。
日本らしいおもてなしの象徴だという反面、非衛生的だから止めるべきだという意見も多くあるようです。
私個人的には、悪くないかなと思っています。
使うときには、三角に折られた部分が内側になるようクルクル巻くので、衛生的云々はあまり気にならないですね。
衛生面で言うなら、公衆のトイレから出るときに、ドアノブを触るほうがイヤです。
用を足して、石けんで手を洗い、ハンカチで拭いたその後に、なんでドアノブをガバッと握らねばならないのか、と思うのです。
公衆トイレで用を足した後、洗面台など見向きもせずそのまま出て行く男性は、決して珍しくありませんから。
特に、手で握って回す丸型タイプのドアノブは、最もキライです。
「ここに触れてください」と書かれたプラスチック部分に手を近づけると、自動で開くドアがいいな、と思いますね。
せめて、「ここを押してください」と書かれた、縦長で、でっかくて、ネズミ色で、真ん中をガツッと押さないと反応しないボタンの付いたドアにしていただきたいなと・・。
話しを戻します。
先月ホテルに宿泊した際、ちょっと感動的な三角折りを見かけました。
見た瞬間、「折り方を覚えて帰ろう!」と思い、少し戻してみたり、裏側から見てみたり、しばし解析を行いました。
しかし、私の脳ミソの新規保存能力は思っていた以上に劣化しており、結局、折った部分を含めて30センチくらいを破って持ち帰ることにしました。
そして、自宅のトイレで再現したのが下の画像です。
我が家のトイレットペーパーが2枚重ねでなければ、より上品な出来栄えになったのですが、まずまずの完成度かと思います。
カミさんには「紙のムダ」、セガレからは「時間のムダ」と冷ややかな扱いを受けていますが、そんなことは気に留めず、先程用を足した後も折ってきました。
ところが、ネットで調べてみると、扇やら富士山やら、驚いたことに、鶴まで折れるそうです。
世の中には、器用な人がいるものですね。