人形町の駅の近くに「水天宮」という神社があります。
弊社からは、隅田川を隔てた反対側になります。
安産・子授け・七五三・初宮・芸能祈願・ 水難除けなどのご利益で知られていますが、最も有名なのは「安産」ではないでしょうか。
戌の日には、大勢の妊婦さんが参拝に訪れています。
因みに、うちのカミさんもここで安産祈願をし、出産を守っていただきました。
この「水天宮」は、福岡県久留米市にある久留米水天宮を総本宮とし、日本各地にあります。
因みに、東京だけでも人形町のほかに、豊島区、清瀬市、立川市にあるようです。
人形町の水天宮は、現在、社殿と社務所を改築しており、明治座前の仮宮に移転中です。
地震対策も施された新社殿の竣工は、平成28年春の予定だそうです。
さて、話は本題に入ります。
先日「水天宮」のサイトを見ていると、見慣れぬメニューがありました。
「今泉天満宮の再建を支援する会」
今泉天満宮は、岩手県陸前高田市気仙町に鎮座する歴史ある神社だそうです。
しかし、東日本大震災の津波により、樹齢約800年と言われる御神木「天神の大杉」のみを残し、跡形もなく流失してしまいました。
あまつさえ、氏子120戸もすべて被災し、神職の方々は茫然自失に陥ってしまいました。
しかし、震災から約一年後、宮司さんを中心に再建へ向けて動き出しました。
ただ、再建に必要な費用は1億5,000万円。その大半は寄付に頼らざるを得ない状況です。
ましてや、氏子たちは皆被災しているため、神社再建に目を向けてもらうのは厳しいと言わざるを得ません。
そこで、ホームページで広く呼びかけ、協力を募っていたのです。
今泉天満宮、という名称ですから、もちろんお祀りしているのは菅原道真公です。
受験生を抱える我が家としては、ちょっと心を揺さぶられます。
そして、私の大学の恩師で、結婚式の媒酌人をお願いしたのが「今泉先生」。
若干、無理矢理感もありますが、何か縁を感じました。
そこで、今日、わずかですが銀行から寄付金を振り込んでまいりました。
ホームページに震災前と震災直後、そして震災から一年半後の写真が掲載されています。
震災後の写真を見ると、周辺に建物は全く見当たらず、御神木が佇むだけです。
無念ですね・・。
地域復興の中心として、一日も早く再建されることを祈るばかりです。
なお、今泉天満宮の再建を支援する会が、世田谷区の瀬田玉川神社内におかれています。
振り込みの連絡に対して、早々に禰宜の高橋様からお礼のメールをいただきました。
近いうち、ぜひ参拝に参りたいと思っています。
追伸:以下に詳細が記されています。ぜひご覧ください。
http://imaizumitenmangu-sien.net/